| 2010年2月27日号 |
大曲にバイク博物館
キーロックの佐藤社長造る
|
大仙市を通る国道13号大曲バイパスと国道105号線が交わる富士見交差点の近くに昭和のはじめに快走したバイクを並べた 「昭和レトロ館」 がある。 倉庫の2階を私設博物館に改装し国産の二輪車をはじめアメリカ、 ドイツ、 イギリスの旧車40台が並んでいる。
「キーロック大曲」 の屋号を持ち、 同市高関上郷で建築塗装会社とロードサービスを営む佐藤宏さんが造った。 昭和28年生まれの佐藤社長は子ども時代、 土ほこりを舞い上げながら悪路を爆走するバイクにあこがれた。
その思いは大人になっても消えることはなかった。 バイク好きが高じ、 懐かしい名車を集めだした。
コレクションの中で最も古いバイクは1917年のアメリカ・インデアン社の 「フラットツイン」。 225tの排気量で、 岩手県奥州市の写真館オーナーが購入した。 80年ほど前に買ったもので、 価格は家二軒分。
2年ほど乗り回したオーナーは、 その後、 倉庫に入れたままに。 それだけに、 タイヤも当時のままで残っていた。
多くのマニアが購入を希望したものの、 遺族は手放さなかった。 佐藤さんが譲ってほしいと訪れたところ、 「あなたなら、 任せられる」 と快諾。 「このバイクは国内に2台しか残っていない。 世界でも数台だと思う」 と佐藤社長。 「遺族から保管を託された気がした」 と言う。
戦後の日本では次代の乗り物としてバイクが流行した。 海外のバイクを模造したものが多く出回り、 国内には600社もの製造会社があった。
ほとんどがコピー商品だった。 中にはネジ1本までそっくり真似ており、 メーカーの部品を当てると、 そのまま使えたほど。
そん中、 独自の技術で発展してきたのがヤマハやホンダ、 スズキ、 カワサキなどのメーカー。 世界に冠たるバイク王国を築き上げた。
こうした歴史が分かるのもレトロ館の魅力だ。
佐藤社長は関連グッズも集めている。 「バイク好きな人と会話を楽しみ、 旧車の魅力を多くの人に知ってもらいたい」 と話す。 館内には喫茶コーナーも設け、 来場者がくつろげる空間も造った。 見学希望者は北浦建塗 (0187・62・8123番) へ。
|
|