2010年3月2日号
大仙市
定例市議会
特別職の給与減額 本則へ

photo 大仙市の平成22年度の一般会計当初予算案などを審議する、 定例市議会が2月26日開会した。 会期を3月16日までの19日間と決めた後、 栗林次美市長が施政方針演説を行った。 人権擁護委員2人の再推薦、 大曲中学校体育館建設工事の請負契約の変更、 介護老人保健施設介護サービス事業特別会計への繰入額の変更、 平成21年度一般会計補正予算など予算案4件の計8議案を審議し、 原案通り可決、 同意した。

 栗林市長は 「施政方針演説」 の中で、 大仙市は3月22日で誕生から満5年を迎えることから 「大仙市誕生五周年記念式典」 を開催することを報告しながら 「これを契機に、 これまで造り上げてきた本市の基盤をより強固にし、 より発展させ、 市民一人ひとりが 『安心し安全に暮らせる地域』、 子ども達が 『将来においても誇れる郷土』 を造り上げていきたい」 と決意を示した。
 最重要課題としていた仙北組合総合病院の移転改築についても触れた。 建設地を市街地の衰退が懸念されている 「ジョイフルシティ大曲」 周辺とし、 交通の利便性が高く、 高齢者など交通弱者にも優しいほか、 近くには民間の駐車場も多いことから、 中心市街地の利用者や病院利用者に対応できる機能集約型都市の基盤が確保されていると考えられる、 と述べた。
 国の新たな農業政策については、 「これまでは助成体系が複雑な分、 きめ細かな助成を地域の判断で行うことが可能だったが、 今後は単価が全国一律となり、 地域での弾力的な運用ができなくなったり、 大きく助成単価が下がるケースも生じる」 と述べ、 市としてはこれまで進めてきた集落営農組織や法人などが核となり生産振興に努めてきた大豆などについては 「市独自の助成をしたい」 との考えを示した。
 大曲中学校体育館建設工事の請負契約変更は、 建築確認申請の際に行った構造計算などを再検証の結果、 構造補強などの設計変更を行ったもので、 これに伴い工事費は当初は7億1千820万円だったのが3千815万9千円の増額の7億5千635万9千100円となった。
 体育館は鉄筋コンクリート造一部二階建てで、 延べ床面積は4千190平方b。 工期は平成23年3月30日まで延期となる。
 平成21年度一般会計補正予算は10億559万円で、 補正後の累計額は498億6千660万1千円。 国の地域活性化・きめ細かな臨時交付金に係る補正によるもの。
 主な事業は健康文化活動拠点センター 「ペアーレ」 の改修工事に3千40万5千円、 介護老人保健施設 「幸寿園」 「八乙女荘」 のスプリンクラー設置工事及び暖房機修繕などに7千574万2千円、 観光施設の改修工事など5千760万3千円 (神岡、 西仙北、 中仙、 協和、 仙北)、 小学校施設耐震化事業費1億4千783万2千円(大曲・藤木・中仙・豊岡・清水)、 中学校施設耐震化事業費約1億1千772万7千円 (平和・豊成・協和・仙北) など。
   人権擁護委員は任期満了(6月30日)に伴い、 議会の意見を求めるもので、 高橋昭彦氏(69)=藤木字八幡腰=、 小林和子氏 (65) =大曲金谷町=の再推薦に同意した。
 可決、 同意した議案のほか上程されたのは、 平成22年度一般会計当初予算案435億6千32万7千円など予算案40件、 議員報酬、 費用弁償等に関する条例の一部改正、 職員定数条例の一部改正など条例案21件、 奥羽本線大曲駅構内中通こ道橋(仮称) 新設工事の施行に関する変更など単行案17件の78議案。
 地域自治区の設置等に関する条例の一部改正は、 大曲地域の花館・内小友・大川西根・藤木・四ツ屋・角間川の6出張所を廃止するもの。 住民票の発行取り次ぎなどの業務が減少していることを踏まえ4月1日から施行する。
 市職員定数条例の一部改正は、 職員定数はこれまでの削減成果を踏まえ、 病院事業以外の市長部局の職員及び教育委員会の事務部局の職員を減員するもの。 市長部局は現行1千190人を1千48人に、 教育委員会事務部局は現行241人を210人とする。
 市立大曲病院は診療報酬に係る施設基準を安定的に満たすため、 現在、 臨時職員である医師、 看護師及び介護職員に定数に算入される正職員を配置するとともに、 精神保健福祉士を増員する必要があることから職員を増やす。 医師は現行3人が4人に、 看護師は37人から40人、 これまで不在だった看護補助者 (介護職員) を9人とし、 精神保健福祉士も1人だったのを2人とする。 4月1日施行。
 議会議員の報酬、 費用弁償等に関する条例の一部改正は、 市の財政状況を勘案し、 平成22年度も報酬額の減額を継続するもの。 議長は月額51万円が、 47万4千円 (3万6千円、 7l減)、 副議長は月額46万6千円が、 43万3千円(3万3千円、 同)、 議員月額43万2千円が、 40万1千円(3万1千円、 同)となる。
 市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部改正も上程された。 これら特別職の給与も市の財政状況の厳しさから市長が12万7千円 (13l)、 副市長8万5千円 (11l) の減額を単年度の臨時減額措置としてきたが、 平成22年度からは本則として制定することになる。 市長給与は月額97万2千円が84万5千円に、 副市長は76万7千円が68万2千円となる。 同時に教育長給料も月額69万1千円が8l減の63万5千円に、 常勤監査委員の給料も月額62万3千円が7l減の57万9千円となる。
 奥羽本線大曲駅構内中通こ道橋(仮称) 新設工事の施行に関する協定の変更は、 東日本旅客鉄道株式会社と協定を締結し、 施工を委託しているが、 工事費の精算に伴い、 協定金額を6千600万720円減額した12億2千648万2千280円とするもの。
 工事場所は大曲黒瀬町地内の都市計画道路中通線鉄道交差点。 鉄道アンダーパス化のための工事で、 施工延長は45.2b、 幅20.0b。
 初日に議決を求めた平成21年度一般会計補正予算案のほかに上程された、 22年度補正予算は1億6千671万3千円の減額で、 補正後の累計額は496億9千988万8千円となる。  主な減額補正は衆議院議員総選挙執行経費534万1千円、 西仙北・協和の移動通信用鉄塔施設整備事業費約3千142万9千円、 後期高齢者医療費等負担金7千73万1千円など。
 議会はこの後、 4日まで休会し5日と8日に一般質問を行う。
 
詳しくは2010年3月2日(火)号をご覧下さい。
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