2017年2月7日号
川を渡るぼんでんは11日
大曲地域の小正月行事

photo  大仙市大曲地域の小正月行事は11日に花館地区の「川を渡るぼんでん」が、15日に大曲地区の諏訪神社境内で「鳥子舞」と「どんど焼」が行われる。夜には大曲上大町の十字路を基点に「大綱引き」が展開される。

◇「川を渡るぼんでん」
 川を渡るぼんでんは伊豆山神社の祭典で、市無形民俗文化財指定。11日午前6時半、花火を合図にスタートする。地区内の11町内と消防署、大仙市役所、地元企業の丸茂組、ミウラ産業から合わせて15本が繰り出される。
 早朝、男衆に担がれたぼんでんは花館地区を巡行。家内安全や町内安全、五穀豊穣を願い練り歩く。その後、地区西側にある玉川橋近くの「一の鳥居」をくぐり、雄物川の旧渡船場を目指す。
 渡し場に集まったぼんでんは、川舟で雄物川を渡り、伊豆山山頂の神社に奉納する。
 ぼんでん奉納は全国各地に伝わるが、川を渡り奉納するのは花館地区だけ。川面にうつる情景が見所で、カメラマンや観光客でにぎわう。
 渡船場には花館小学校の6年生児童がペットボトルで作ったミニぼんでんが飾られる。
 障がい者自立生活センター「ほっと大仙」、大曲納豆汁旨めもの研究会などが出店する。
 午前10時から市長のあいさつ、乗船酒樽の鏡割りなども行われる。
 駐車場は花館河川敷運動公園、花館小学校グラウンド駐車場、民俗資料館跡地。
◇「鳥子舞」
 鳥子舞は市の無形文化財指定で、同神社境内に祭られている市神社の祭典。祠の前の雪舞台で神官が商売繁盛と五穀豊穣を願い、舞を奉納する。
 五調子や榊舞などを舞った後、鳥冠をつけた斎主が長さ約2bのご神木を手に登場。歳徳の方向を目指して投じ、集まった人々がご神木の壮烈な争奪戦を展開する。
 ご神木を手にした人達は薄く輪切りにし、縁起物として商店や家々に振舞う慣わしがある。
 境内の一角で、しめ飾りやお札、破魔矢などを昇神させる「どんど焼き」も行われる。受け付けは、当日正午から午後4時まで。ダイオキシンの発生を防ぐため、しめ飾りなどについているプラスチックや塩化ビニールなどは取り外して出すよう呼びかけている。
 午後3時半頃から、参拝者に「ふきどり餅」を振舞う。
◇「大綱引き」
photo  県指定無形民俗文化財の大曲の大綱は長さが男女の厄年にあやかり75尋(135b)ある。蛇体を模ったもので、280年余の歴史がある。
 大綱の芯づくりは11日、綱引き委員会の塩谷國太郎委員長宅(大曲上大町)で行われる。蛇体の頭と尾の部分をワラなどで作り、その日のうちに神社の鳥居に飾る。本体の大綱は15日に完成する。
 祭り当日の15日午後5時半、綱おろしが始まる。今年厄年を迎えた昭和52年会の男衆が中心となり、過去の年代会のメンバーや来年厄年を迎える男たちが大綱を引き、街をねり歩く。
 順路は諏訪神社から本通りに出て、北上。大曲駅前でUターンし再度、丸子橋を渡り大曲上栄町の大曲税務署前を折り返す。そして引き合い会場となる大曲上大町の十字路交差点に到着する。
 交差点に長々と伸ばされた大綱。巡行の先導役のザイフリ棒が中央に立てられると、その棒を倒そうと多くの男衆が群がる。倒されまいと担当年代会のメンバーが死守する。綱引きの前哨戦として見所だ。
 引き合いは午後9時をめどに始まる。上丁が勝つと米の値が上がり、下丁が勝つと豆の値が上がると言い伝えられている。


※写真は
「雄物川を渡る(昨年写す)」
「一斉に引き合う(昨年写す)」
詳しくは2017年2月7日(火)号をご覧下さい。
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