2017年9月12日号
角館のお祭り
熱気溢れる

photo  「角館のお祭り」が7日から9日までの3日間、勇壮に繰り広げられた。9日から10日未明にかけて17台の曳山が熱気溢れる「やまぶっつけ」を展開し、観客を楽しませた。
 お祭りは、地域の繁栄、家内安全、無病息災を願う角館總鎮守神明社と成就院薬師堂の祭典に合わせて行われるもので、約400年の歴史を誇る。昨年12月に「山・鉾・屋台行事」の1つとしてユネスコの文化遺産に登録されてから初めての開催となる。

 各曳山には笛、大太鼓、小太鼓、摺り鉦、三味線などによる、おやま囃子を演奏する囃子方ばどが乗り、華やかに巡行。各丁内には、それぞれ入丁許可を判断する「張番」が設けられ、交渉員が張番に通行の許可を伺う場面が各所で見られた。
 曳山は、神社への参拝や上覧、張番に向かう上り山、これらの目的を終えた曳山を指す下り山に分けられている。上り山には通行の優先権が与えられているが、互いが下り山の場合などは立場が対等となる。  城下町だった角館は道幅が狭く、十字路などが入り組んだ道が続く。路地で曳山同士が対峙した場合には、それぞれの丁内の交渉員同士が通行の優先権を話し合う威信をかけた「交渉」が行われた。
photo 交渉が成立すると円滑に交差するが、決裂となれば実力行使へ。囃子が下り囃子から神楽囃子に変わり、「やまぶっつけ」に発展した。
 「ガツン、ガツン」。笛の音と提灯の合図と共に激しくぶつかり合う曳山。囃子方の演奏が若衆を奮い立たせ、会場の熱気と興奮は最高潮を迎えた。観光客も歓声を上げ、勇壮な激突を見守った。
 やまぶっつけは10日未明まで、丁内各所で繰り広げられた。
 京都府から訪れた夫婦は「以前から『角館のお祭り』を見てみたいと思った。やまぶっつけはもの凄い熱気と迫力があり驚いた。また来年も見に来たい」と興奮した様子で話していた。


photo photo



















※写真は
「勇壮なやまぶっつけが行われた」
「交渉決裂間近で緊張が走る」
「手踊りを披露」
「曳山の現在地を示す看板」
詳しくは2017年9月12日(火)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで