2017年10月21日号
950人が来場
本郷家住宅の特別公開

photo  大仙市角間川町の国登録有形文化財「本郷家住宅」が14日と15日の両日、特別公開された。2日間で約950人が来場し、明治初頭から昭和にかけて建てられた家屋や蔵など貴重な文化財を見て回った。

 表彰式で老松博行市長は「みなさんの活躍は、ほかの若手農業者の模範であり目標になる。今後もさらなる活躍を期待している」とあいさつ。3人へ表彰状を手渡した。
 本郷家は江戸時代の元禄年間のころ(18世紀初め)から9代にわたって続いてきた旧家。鉄道が開通する以前の明治前期の池田家、辻家に次ぐ秋田三大地主の一家で住宅は黒塀に囲まれ、築100年以上の主屋や内蔵、昭和初期に完成した洋館、明治から大正時代に活躍した近代庭園の祖と称される長岡安平が設計した庭園などがある。200f以上を有し、地域農業や経済の発展にも尽くした。
 市では年次計画に基づいて建造物・庭園などの修繕整備を行っている。特別公開は、公開を望むことを受けてのもので範囲を限定した。
 本郷家は、おおまかに内蔵(慶応3年)、主屋(明治33年)、味噌蔵(大正10年)、洋館(昭和3年)の4つの建物から成る。
 明治14年の明治天皇の東北巡幸の際、天皇の旅先の御所となる行在所が本郷家に置かれた。玉座が飾られ、来場者は感心しながら見入っていた。
 来場者は「すごく広くて驚いた」、「素晴らしい建物ばかりで歴史を感じる」、「これだけの文化財なので、ぜひ大切に後世に受け継いでもらいたい」などと口々にしていた。
 美郷町金沢西根の稲川美代さん(94)は幼少期、本郷家に頻繁に遊びに訪れていたという。「玄関を見て当時と変わらないなと思った。懐かしい」と思い出に浸っていた。
 角間川地区には、本郷家を含めて旧地主の邸宅が南北に3軒並びんでいるが、当主などの転居などで全て市の所有となっている。今後、これらの建物は文化や歴史の体験拠点として整備することにしている。

photo photo
















 ※写真は
「特別公開された本郷家の玄関」
「内部を見て回る来場者」
「明治天皇の玉座」
詳しくは2017年10月21日(土)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで