2017年11月18日号
感謝の気持ちを込めて
出羽鶴酒造「初しぼり」

photo  出羽鶴酒造(伊藤辰郎代表取締役社長)で14日、初冬を告げる風物詩ともいえる新酒の「初しぼり」が行われ、酒造りシーズンの到来を告げた。
 同酒造では7月の集中豪雨により1階のほとんどの部屋が浸水。1ヵ月間、職員が清掃や消毒などの対応に追われ、精米機やフォークリフト、電源関係など3000万円超の被害があった。県内外の愛飲者や地元の商店などの協力もあり、今年の初しぼりを迎えた。

 昨年より2週間遅い10月15日に杜氏の佐藤賢孔さん=南外字及位=をはじめとする頭や麹師、もと師、精米師と呼ばれる職人14人が蔵入り。仕込み蔵で櫂棒を使い、醪をかき混ぜて発酵させる準備を進めてきた。
 初しぼりをした純米酒は、県オリジナル品種の酒米「ぎんさん」を使用。フレッシュでキレのある味わいで、のどごしに微炭酸の爽やかさを感じるのが特徴。圧搾機で搾った酒をその場で瓶に直詰めし、蔵人らは新酒の香りを嗅ぎ、口に含んで味を確かめたり、瓶詰めした酒をケースに入れる作業などに汗を流した。
photo  蔵の玄関には新酒が出来上がったことを知らせる直径約50aの「杉玉」が蔵人の手によって吊下げられ、酒造りシーズン到来を告げた。
 同社の伊藤道夫取締役は「今年の酒は非常に香りが良く、去年よりもやや辛口に仕上がった。浸水の被害にあった際に物心両面において支援頂いた皆さんに感謝の気持ちを込めて、良い酒を作っていきたい」と話した。
 純米酒は「新米初しぼり純米新酒」として22日から出荷を開始。25日頃からスーパーや酒販店など店頭に並ぶ予定。税込価格720_g詰1080円、1.8g詰2376円。

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 ※写真は
「杉玉を吊下げる」
「新酒の味を確かめる」
「瓶を圧搾機にセット」
「作業に汗を流す」
詳しくは2017年11月18日(土)号をご覧下さい。
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