2018年2月17日号
3年連続上丁に軍配
大曲の綱引き

photo  大仙市大曲の小正月行事「大曲の綱引き」が15日夜、上大町十字路交差点で行われた。約1000人が13分間の激しい綱の引き合いを展開。その結果、上丁が3年連続で勝利し「米の値段が上がる」との托宣となった。
 大曲の綱引きは江戸時代の享保年間(1727年ごろ)から行われている民俗行事。上丁が勝つと「米の値段」、下丁が勝つと「豆の値段」が上がるといわれている。

 綱は蛇体を表し、長さを75尋(約135b)に作っている。前から10bほどのところに「財振棒」を取り付け、街を歩く。この綱を触ると丈夫(まめ)になるという言い伝えがある。
photo  同夕、今年42歳の厄年を迎えた大曲中学校の卒業生らでつくる大曲昭和52年会(加藤亮会長)のメンバーが諏訪神社で馬塞棒(通称・ませ棒)から綱降ろしを下ろした。
 前年の年代からの激励の言葉を受け、引き継ぎが終わった後、綱には御幣を付けたシンボルの「財振棒」が立てられた。ほら貝を吹き鳴らしながら、綱の御幸(巡行)がスタートした。
 巡行は全て右回り。JR大曲方向(下丁)、大曲農業高校方向(上丁)、そして引き合い会場の上大町十字路交差点へ向かった。
 要所、要所には財振棒を回そうと先輩年代会が群がる。それを厄年年代会や前厄年年代会が必死に守る。守る側、回す側の入り混じり合いに会場は熱気に興奮に包まれた。「やめー」の声がかかると静まり再び巡行が行われた。
 引き合い会場に辿り着く財振棒を先頭から外し、綱の中心に立てると再び激しい揉み合いが展開され、会場の熱気はピークに達した。
 小綱の取り付けも終わり、全ての準備が整うと上丁、下丁に分かれた引き手の目は、中央に設置された電飾に集中した。これまで赤だった灯りが青に変わると、一斉に引き合いが始まった。
 最初は全くの互角の展開。激しい攻防を繰り返すと綱が大きく波打ち、地面を「ドスン、ドスン」と叩きつけた。
 両者が体力温存のため広がると、数分静止した状態に。その後は一旦、下丁が優勢になるも上丁が反撃開始。ずるずると引き込み、その勢いのまま一気に勝負をつけた。

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 ※写真は
「財振棒をめぐって激しい攻防」
「加藤会長を先頭に練り歩く」
「一斉に引き合う」
「広がりこらえる下丁」
詳しくは2018年2月17日(土)号をご覧下さい。
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