2018年2月24日号
広がれ認知症カフェ
大仙市の実践報告会

photo  認知症カフェ実践報告会が21日、大曲交流センターで開催された。運営者や介護者、ケアマネージャー、ボランティアら約30人が参加し、認知症カフェの大切さを再認識した。
 認知症カフェは認知症の人や介護する家族、支援者、地域住民など誰でも気軽に集える場。実践報告会は同カフェの普及啓発に力を入れている大仙市が、昨年に続き開いたもので2回目。

 主催者を代表して地域包括支援センターの山口誠所長はあいさつの中で「大仙市は1月31日現在、総人口が8万2910人。そのうち65歳以上が2万9693人。要支援に認定されている人は1306人、要介護は4782人で6088人が介護認定を受けている。国で示した基準によると65歳以上の15lが認知症を患っているということになっている。市に当てはめると4450人ほどが認知症になる」と述べた。新規事業である認知症初期集中支援事業については「認知症の人を早期に発見し適切な医療や介護、生活支援などに結び付けつけるための認知症サポート医である医師をはじめ、看護師、精神保健福祉士など医療と介護の専門職がチームをつくり短期間に集中的に対応するもの」と紹介した。 photo photo  実践報告を行ったのは、グループホームを展開する株式会社えがおの日野原剛さんと太田医療福祉交流会の水谷英明さん。
 えがおは「がっこ茶っこの会」としてこれまでは地域交流を目的にお楽しみ会として2、3ヵ月に1度、不定期に開催してきた。今では1ヵ月に1回実施し、相談や語らい、交流の機会として開いている。
 日野原さんは「がっこ茶っこの参加者は地域住民が主体。交流行事から認知症カフェへと発展させる工夫が必要と考える。年間で計画をすれば準備もしやすいし、社内外の多種多様な職種、人材の活用もしやすいと思う」と述べた。
 水谷さんは太田版認知症カフェのあかまつ茶話会の活動を紹介しながら「出来れば常設が理想。特に目的がなくても寄れるような場所があればと思う」と話した。
photo  公益財団法人 認知症の人家族の会 秋田県支部世話人で、おが地区担当の武田真由美さんも「巡回型認知症カフェ『おが つばきカフェ』」と題して実践を報告。「藁をもつかむ思いの人がいる。ほっと一息をつける時間があれば良い」と述べ「カフェに行けば行政と繋がる。そこでお茶を飲み、いろんな人と交流できる。こうした施設が常設される時代が来るのではないだろうか」と語った。
 現在、大仙市では社会福祉法人あけぼの会の「語らいカフェ」や有限会社ふぁいんの「しゃべりばカフェ」、など6地域で9つの認知症カフェが開かれている。市では自主的に運営する取り組みを支援するため、その活動を運営する団体に補助金も交付している。

 ※写真は
「様々な事例を学ぶ」
「取り組みを述べる武田さん」
「あいさつする山口所長」
「実践発表する日野原さん」
詳しくは2018年2月24日(土)号をご覧下さい。
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