2018年2月27日号
老松市長が施政方針演説
大仙市定例市議会

photo  大仙市の定例市議会が23日開会し、会期を3月16日までの22日間と決定。老松博行市長が施政方針演説を行ったほか、市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正案など57議案を上程した。このうち人権擁護委員3人の推薦案と、市が関与する団体の資金を職員が着服した事件をはじめとする一連の不祥事を受けての市長、副市長の給与に関する条例改正案、25億円の除排雪経費を追加する2018年度一般会計補正予算の計5件を原案通り可決、同意した。

 花火玉製造工場や資料館の整備などに取り組んできた花火産業構想について老松市長は「現在の計画期間が平成30年度までであることから、これまでの施策を検証しながら『第U期花火産業構想』の策定に着手し、本市における地方創生の取り組みをさらに推進していく」と述べた。
 このほか演説では内水対策について、大曲地域の丸の内町、丸子町、大町の排水ポンプ増設を6月下旬の設置を目指して現在工事を進めているほか、朝日町、黒瀬町、福見町、福田のアンダーパスに新たに浸水表示や冠水時進入防止遮断機を設置することにしている。また突発的な大雨による浸水被害への対応として、常設ポンプ設置などのハード面の対策事業の推進と合わせ、被害の軽減を目指す「雨水管理総合計画」を新たに策定する。
 農業政策のうち稲作については、平成30年度産からの新たな米政策に対応し、需要に応じた米生産を推進するため、消費者ニーズを意識した高品質米や地域の特色ある米づくりを引き続き支援するほか、回復基調にある米価を維持し農業所得の向上を図るため、生産調整の実効性確保に向けJAや集荷業者などと連携を強めていく。
 6次産業化については、農業者それぞれの取り組み内容にあったサポートを行うほか、必要となる機械、施設の導入について、国や県の補助事業の活用と合わせ、市独自のきめ細かな支援を実施する。また販路拡大に向けた商品のPRなどに対する支援の拡充、いぶりがっこ用だいこんや加工品用トマトなど原料生産に対する支援も実施し、生産、加工、販売に至る6次産業化の一連の取り組みを総合的に支援していく。
 インバウンド観光については、外国人旅行者の増を目指し仙北市、美郷町と連携して台湾、欧州などで人気の高いサイクリングコースでの誘客を今年秋から開始するほか、秋田市、男鹿市、仙北市と連携し、広域周遊の実現を目指す二次交通アクセス確保のためタクシーによる試験運行を行うなど、受け入れ環境を整備していく。  在宅医療・介護連携については、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることが出来るよう、関係団体が連携し在宅医療と介護を一体的に提供することを支援する「在宅医療・介護連携支援センター」を新たに健康福祉会館内に今年度開設する。
 防災対策については、昨年度策定した「各地域版ハザードマップ」を活用し、各自主防災組織の特性に応じた「自主防災組織版ハザードマップ」の作成を支援するなど、自主防災組織の活動強化と防災意識の啓もうを図る。自主防災組織率は今年1月末現在、90・7%となっており、組織の立ち上げに係る支援を強化し、新規設立をさらに促進していく。
 廃棄物処理の広域化については昨年4月、大曲仙北広域市町村圏組合に広域化準備室を設置し、来年4月の広域化に向けて準備作業を進めている。
 道路維持管理については、市民から好評を得ている舗装やパッチングなどの直営作業について、新たに西仙北庁舎内に西部道路維持班を設置し、中央班や東部班と連携を図りながら、市内全域の舗装修繕のスピードアップを図っていく。
 地域活性化に対する支援については、市民が地域の課題解決のため自主的に実施する活動を支援する「地域枠予算」を増額する。また「地域イベント応援事業」、「ひとづくり・ものづくり応援事業」を地域枠予算内に増設し、まちづくりに対する地域の一連の活動を支援していく。
 この日可決された市長及び副市長の給与改正案は、市が関与する団体の資金を職員が着服した事件をはじめとする度重なる不祥事を受けてのもの。3月1日から3月31日までの期間の給料は、市長が月額の10分の2にあたる16万9000円を、副市長は10分の1にあたる6万8200円を減じる。
 人権擁護委員はいずれも任期満了に伴うもので中村健秀さん(46)=板見内=と池田キミさん(72)=高梨=を再推薦、遠藤まきさん(60)=清水=を新規推薦した。

 ※写真は
「施政方針演説する老松市長」
詳しくは2018年2月27日(火)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで