2018年6月9日号
豊作を祈願
大曲農高の早苗振

photo  大曲農業高校(小林吉則校長・516人)で7日、田んぼの神様に豊作を祈る恒例行事「早苗振」があった。この日は太田分校の全校生徒49人も本校を訪れ、豊作を祈願しての各部活動の公開演技や豚汁会を楽しみ、これまでの農作業の苦労をねぎらった。

 早苗振りは「田の神を天に送る」、「田植えを手伝ってくれた農家の人たちへの慰労会」の意味を持っており、それぞれの地方で早苗振りのとらえ方や祝い方は違うものの、感謝の気持ちを込めて「田の神様」を天に送り返すことは全国共通。同校の早苗振行事の歴史は古く今回で65回目となる。
 式典では食卓を賑わせてくれる家畜へ感謝する畜魂慰霊を行い、生徒達が黙祷を捧げた。
 続いて豊作を祈願して各部活動の公開演技が行われた。郷土芸能部は「秋田田植え踊り唄」や「ドンパン節」など披露。三味線や太鼓の音、部員の唄声が体育館いっぱいに響き渡り、生徒や保護者らは拍手を送っていた。
 昼は待ちに待った豚汁会。生徒が育てた豚や同校産の味噌を使用した豚汁を約1200人分作った。ニンジンやジャガイモ、長ネギ、ゴボウなどの具材をふんだんに使用しており、朝から3年生の農業文化委員が調理した。
 この日は晴天に恵まれ、生徒達は中庭など外でブルーシートを敷いて会食。お椀に豚汁をたくさん入れ全員で「いただきます」。生命の大切さを噛み締めながら味わっていた。中には「美味しい」と何度もおかわりする姿も見られた。
 農業科学科3年生の石崎哲太さんは「今まで田植えや野菜の栽培、家畜の世話をしてきた。秋にはたくさん収穫できることを期待したい。豚汁は自分達で作ったものなので、なおさら美味しかった」と話した。
 この日は地域住民も来校し、一緒に早苗振行事を楽しんだ。生徒達が日ごろお世話になっている大仙警察署や秋田地方裁判所大曲支部にも豚汁がおすそ分けされた。

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※写真は
「黙祷する生徒」
「豚汁を調理」
「踊りを披露する郷土芸能部」
詳しくは2018年6月9日(土)号をご覧下さい。
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