2018年8月28日号
第92全国花火競技大会「大曲の花火」
75万人が大歓声

photo  第92回全国花火競技大会「大曲の花火」(大曲商工会議所・大仙市主催)が25日、同市の雄物川河畔で開催された。地元4業者を含む全国から選び抜かれた27の花火業者が、それぞれの技を駆使した芸術的な作品を発表した。観客は昨年より1万人多い75万人で日本一≠フ花火に見入った。
 大会は全国でも「大曲の花火」でしか競技されていない「昼花火の部」で幕を開けた。煙竜や煙菊で競技を行うもので、光の代わりに紅や黄、青、緑などの色煙などを駆使して色鮮やかに空へ模様を描き出した。

 優雅でバラエティに富んだ見ごたえのある花火で、昔から花火通の粋人が好んでいる。技術保存を求める花火業界からの強い要望で1978年から始まった競技だ。
 「夜花火の部」開始の号砲が鳴らされると、会場を埋め尽くした河川敷からは、どよめくような歓声が沸き起こった。  大会会長の老松博行大仙市長が歓迎のあいさつ、実行委員長の佐々木繁治大曲商工会議所会頭の開会宣言で「光」と「音」の競演がスタートした。
 西山を背景に重低音で響く音は体を震わせ、心に響く。弾ける鮮やかな光は夜空を焦がし観客を魅了した。
 競技は2発の10号玉と2分40秒間で打ち揚げる創造花火で競った。
photo  10号玉は芯入割物で三重芯以上とする伝統花火の「芯入割物の部」と、これと重複しない自由創造的な「自由玉の部」に分けられる。そして色彩、リズム、立体感、構成など複合的な観点から創造性・独自性が審査される「創造花火」。花火師の技と思いが結集した作品に観客も歓声で応えた。
 毎年「これぞ大曲の花火!」として盛り上がりをみせる大会提供花火。アナウンスが流れると割れんばかりの歓声で盛り上がりは最高潮に達した。
 今年のテーマは「SING SING SING」。ジャズの名曲に合わせ約5分半、大迫力の光と音で観客を楽しませた。
 前年度の内閣総理大臣賞受賞者による特別プログラムは野村花火工業(茨城県)が担当。「真夏のファンタジー」と題して盛大に打ち揚げた。
 大会フィナーレは恒例の10号玉30連発大スターマイン。秋田県民歌に乗せゆっくりと打ち揚がり、観客は大会の余韻に浸りながら帰路についた。


※写真は
「ジャズの名曲に合わせ打ち揚がった大会提供花火」
「野村花火工業の特別番組」
詳しくは2018年8月28日(火)号をご覧下さい。
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