2018年9月4日号
17台が巡行
7日から「角館のお祭り」

photo  軽快なお囃子や秋田おばこのあでやかな手踊り、勇壮な「山ぶっつけ」で知られる「角館のお祭り」は7日から9日まで3日間の日程で開催される。今年は17台の曳山が巡行する。
 「角館のお祭り」は美しさと勇壮さを併せ持つ国指定重要無形民俗文化財。神仏への信仰とともに地域の繁栄、豊作、無病息災を願う人々によって脈々と引き継がれ、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録された。

 曳山はナラの堅木を組み上げたもので総重量は8dにもなる。上部は岩山を模し、歌舞伎の名場面や武者人形で飾る。中央は小太鼓、横笛、三味線などで構成された囃子方、舞台部分は「拳囃子」や「二本竹」などの曲に合わせ、奉納舞を披露する踊り子が同乗する。
 初日の7日は午後4時から、のろし花火を合図に岩瀬にある神明社に17台の曳山が参拝に向かう。若者や小若の「オイサー!オイサー!」の掛け声と共に参道に並ぶ光景は圧巻だ。
 8日は午前10時から佐竹北家に上覧。武家屋敷通りに曳山が集まる光景は観光客の人気を呼んでいる。夜には本番前の前哨戦として角館郵便局付近や角館観光タクシー付近、安藤醸造付近など計7ヵ所で「観光やまぶっつけ」が行われるほか、9日には立町十字路付近でも予定されている。
photo  8日から最終日となる9日にかけては薬師堂への参拝が行われる。他の曳山と合わないように回るのが基本行動だが双方が出会う機会が多いのも事実。その際は黄色いタスキをかけた交渉員同士が目的や優先権を巡って話し合う。
 期間中、その丁内の祭典行事全てを取り仕切る権限を持つのが「張番」。巡行する薬師堂の御神輿を迎える最も重要な役割を担うほか、曳山への運行指示の権限も持つ。
 曳山には「上り山」と「下り山」があり、神明社、薬師堂への参拝、佐竹北家への上覧、丁内の張番に向かう際が「上り山」で通行の優先権を得る。
 一方「下り山」はそれらの目的を終えた曳山。双方とも「上り山」や「下り山」の場合は対等の立場となり、交渉。決裂となった瞬間から戦闘態勢に入る。
 曳山の上にいる若者が笛を鳴らし、提灯を振って合図を出す。それに合わせ、若者達が喚声を上げながら山を渾身の力で押し出す。豪快にぶつかり合う光景や互いの死力を尽くしての戦いに毎年、観光客からは大きな歓声が上がる。
 写真は昨年写す。

photo photo












※写真は
「ぶつかり合う曳山」
「優先権を主張する交渉員」
「上覧を待つ曳山」
「おやま囃子を披露」
詳しくは2018年9月4日(火)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで