2018年9月11日号
角館のお祭り
勇壮に繰り広げる

photo  国指定重要無形民俗文化財「角館のお祭り」が7日から9日までの3日間、仙北市角館町内で勇壮に繰り広げられた。9日から10日未明にかけては17台の曳山が「山ぶっつけ」を展開。会場は興奮のるつぼと化した。
 お祭りは地域の繁栄や家内安全、無病息災などを願う角館神明社と薬師堂の祭典に合わせて行われている。約400年の歴史を誇り、2016年12月には「山・鉾・屋台行事」の1つとしてユネスコ無形文化遺産に登録された。

photo  武者人形や歌舞伎の名場面などの飾りを施した各曳山には笛や大太鼓、小太鼓、鉦、三味線などの囃子方が乗り込み、巡行。各丁内には運行指示の権限を持つ「張番」が設けられ、交渉員が通行の許可を伺う場面が各所で見られた。
 曳山は神明社や薬師堂への参拝、佐竹北家への上覧、張番に向かう「上り山」とこれらの目的を終えた「下り山」に分けられる。上り山に通行の優先権があるが、双方が同じ場合は立場が対等になる。
 曳き回す山車の道筋が決まっていないのがこの祭りの特徴。路地で曳山同士が対峙した場合には黄色いタスキを掛けた交渉員が優先権を主張し合う「交渉」が行われた。
 何度か話し合いが続き、交渉が決裂すると実力行使へ。「オイサー、オイサー」という力強い掛け声が響き、山の上の若者が「ピーッ」と一斉に笛を吹きながら提灯を振るうと戦闘開始の合図。双方の若者が死力を尽くして山車を押し、力尽くで突破を目指した。
 「ガツン、ガツン」と激しくぶつかり合う曳山。囃子方の演奏が若衆達を一層奮い立たせ、会場は熱気と興奮に包まれた。訪れた観光客らも歓声を上げながらその勇壮な姿を見守った。
 山ぶっつけは10日未明まで、町内各所で繰り広げられた。

photo photo










※写真は
「勇壮な「山ぶっつけ」」
「手踊りを披露」
「交渉決裂間近で緊張が走る」
「曳山の現在地を示す看板」
詳しくは2018年9月11日(火)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで