2019年2月12日号
冬の夜空を灯す
上桧木内の紙風船上げ

photo  仙北市西木町上桧木内地区の小正月行事「上桧木内の紙風船上げ」が10日、紙風船広場で開催された。同地区8つの集落が約2ヵ月かけて制作した大小様々な紙風船100個が、冬の夜空を幻想的に灯した。上桧木内紙風船上げ保存委員会の主催。
 紙風船上げは江戸時代の科学者である平賀源内が、阿仁銅山の技術指導に訪れた際に熱気球の原理を応用した遊びとして伝えたとも言われている。戦争をはさみ一時期中断したものの地元有志の熱心な取り組みによって昭和49年に復活。現在は県を代表する冬の風物詩となっている。

photo  同地区8つの集落では昨年12月ごろから老若男女が各集落会館に集まり、紙の裁断から絵柄の選定、描き方といった一連の作業を協同で進めてきた。
 午後6時のカウントダウンを合図に打ち上げがスタート。各集落の住民が高さ約6b、幅3bの大きな紙風船の内部にガスバーナーで熱風を送って膨らませた後、最下部に取り付けた布玉に点火。美人画や武者絵のほか、「商売繁盛」や「家内安全」などの願いを込めた文字が幻想的に浮かび上がり、ゆっくりと揺れながら夜空に舞い上がった。
 36尺(約11b)の巨大なものやサイコロを模したもの、平成19年に開催された「秋田わか杉国体」のマスコットキャラクター「スギッチ」の紙風船など形や図柄に工夫を凝らしたユニークな作品が打ち上げられると、会場に集まった多くの観客は歓声を上げ、夜空に浮かぶ灯りが見えなくなるまで、じっくりと見守っていた。
 会場ではふるさと芸能発表としてお囃子や手踊り、音楽ライブが行われたほか、地域住民らによる屋台、紙風船に1年の願い事を自由に書き込むコーナーなども設けられ、賑わいを見せていた。

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※写真は
「舞い上がる紙風船」
「ユニークな作品も」
「願い事を書き込む」
「お囃子などが披露された芸能発表」
詳しくは2019年2月12日(火)号をご覧下さい。
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