2019年2月19日号
1200人が激しい攻防
大曲の綱引き

photo  大仙市大曲の小正月行事「大曲の綱引き」が16日夜、上大町十字路交差点で行われた。約1200人が15分の激しい綱の引き合いを展開。その結果、下丁が勝利し「豆の値段が上がる」との托宣となった。  大曲の綱引きは江戸時代の享保年間(1727年ごろ)から行われている民俗行事。上丁が勝つと「米の値段」、下丁が勝つと「豆の値段」が上がるといわれている。
 綱は蛇体を表し、長さを75尋(約135b)に作っている。前から10bほどのところに「財振棒」を取り付け、街を歩く。この綱を触ると丈夫(まめ)になるという言い伝えがある。

photo  同夕、今年42歳の厄年を迎えた大曲中学校の卒業生らでつくる大曲昭和53年会(齊藤靖之会長)のメンバーが諏訪神社で馬塞棒(通称・ませ棒)から綱降ろしを下ろした。
 前年の年代会からの激励の言葉を受け、引き継ぎが終わった後、綱には御幣を付けたシンボルの「財振棒」が立てられた。ほら貝を吹き鳴らしながら、綱の御幸(巡行)がスタートした。
 神社を出発し、JR大曲駅前(下丁)から大曲税務署前(上丁)を練り歩き、引き合い会場の上大町十字路交差点へ向かった。
 要所、要所には財振棒を回そうと先輩年代会が群がる。商家の前で回すことで商家の財を地域に振りまいて欲しい願いが由来で攻守に分かれて激しいもみあいが展開され熱気に包まれた。「やめー」の声がかかると静まり再び巡行が行われた。
 引き合い会場に辿り着くと、財振棒を綱の中心に立て、再び激しい揉み合いを展開。会場の熱気はピークに達した。
photo  小綱の取り付けも終わり、全ての準備が整うと上丁、下丁に分かれた引き手の目は、中央に設置された電飾に集中した。これまで青だった灯りが赤に変わると、一斉に引き合いが始まった。
 最初は全くの互角の展開。激しい攻防を繰り返すと綱が大きく波打ち、地面を「ドスン、ドスン」と叩きつけた。両者は広がり温存したり、一気に引いたりと作戦を立て激しい攻防戦を展開。最後は下丁が勢いをつけ勝負を決めた。
 今年はこれまで15日に開催していた綱引きを第3土曜日に変更。綱引き前には大曲小学校の元気な子ども達12人が健康・皆勤のおすそ分けとして菓子撒きも行った。
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※写真は
「激しい攻防を展開」
「財振棒をめぐり激しい攻防」
「蛇の頭に触れる子ども」
「齊藤会長を先導に練り歩く」
「大曲小学校児童によるお菓子撒き」
詳しくは2019年2月19日(火)号をご覧下さい。
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