2019年9月12日号
やまぶっつけ勇壮に
角館のお祭り

photo  仙北市角館町の角館祭りのやま行事「角館のお祭り」が7日から9日まで開催された。最終日の9日から10日未明にかけて「本番やまぶっつけ」が町内各所で繰り広げられた。  行事は地域繁栄や商売繁盛、無病息災などを願う角館神明社と薬師堂の祭典に合わせて行われている。約400年の伝統を誇り、1991年に国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年にはユネスコの無形文化遺産に登録された。

 今年は4年ぶりに全18丁内が参加した。武者人形や歌舞伎人形をあしらった曳山は笛や大太鼓、三味線などで「おやま囃子」を奏する人達を乗せて運行。各丁内に曳山への運行指示の権限を持つ「張番」が設けられ、黄色いタスキをかけた交渉員が入丁許可を伺う場面が各所で見られた。
 曳山は神明社や薬師堂への参拝、佐竹北家への上覧、張番に向かう「上り山」とこれらの目的を終えた「下り山」に分けられる。向かい合った際は上り山に通行の優先権があるが、双方が同じ場合は対等の立場となる。
 曳き廻しの道筋が決まっていないのがこの祭りの特徴。路地で曳山同士が鉢合わせとなった際はその都度、通行優先権の「交渉」が行われ、双方の交渉員が運行状況や目的などの主張を述べ合った。
 何度も繰り返される交渉の末、打開策が見つからないと実力行使へ。「オイサー、オイサー」の掛け声が響く中、曳山の上にいる若者が笛を鳴らして提灯を振るうのが「やまぶっつけ」の合図。双方の若者が渾身の力で曳山を押し、力づくで突破を目指した。
 「ガツン、ガツン」と豪快にぶつかり合う曳山。囃子の音が若者達を奮い立たせ、会場の熱気と興奮は最高潮に達した。詰め掛けた観客らも歓声を上げながら、その勇壮な姿に見入っていた。

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※写真は
「勇壮なやまぶっつけ」
「入丁許可を伺う交渉員」
「通行目的などを述べ合う」
「艶やかな手踊り」
詳しくは2019年9月12日(木)号をご覧下さい。
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