2020年11月14日号
登録証とプレート伝達
鈴木酒造店

photo  今年4月に国の登録有形文化財になった大仙市長野の鈴木酒造店の木造平屋一部2階建ての事務所兼主家など7件の登録証とプレートの伝達式が10日、同店で行われた。文部科学省に代わって老松博行市長が所有者の鈴木松右衛門代表社員に手渡した。
 登録有形文化財は建築後50年以上経過した建造物で、歴史的景観や造形の規範となっているものが対象。同店は、伊勢国松坂出身の鈴木松右衛門が1689(元禄2)年に創業。今回は事務所兼主家のほか、文庫蔵、中蔵及び袖蔵、仕込蔵、上座敷、前蔵、北蔵が登録された。
 このうち、事務所兼主家は明治中期に建設された切妻造、妻入りの建物で、最盛期の長野地区の町屋の姿をよく残す。建物西側には池を配した回遊式庭園が広がる。2階の手すりにはめ込まれた透かし板は、旧中仙町の名工・高橋市蔵(円満造)の作とされる。
 この日は、建造物の調査、指導に協力した市文化財保護審議会委員の澤田享さん=秋田公立美術大学教授=も同店を訪れ、出席者に建物の造りや特徴などを説明。「技術革新がある中で、建物が当時のままの状態で残されており、全体的な景観が素晴らしい。将来的にさらに格が上がると思われる」と述べた。
 鈴木代表社員は登録証とプレートを受け取り、「貴重なものを頂き大変嬉しく思う。県や市の産業の発展に少しでも役立てるよう建物や伝統的な酒づくり、様々な伝承行事を後世に残すための取り組みを行いたい」と感謝した。
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※写真は
プレートを手にする鈴木代表社員(中央)
高橋市蔵の作とされる透かし板
事務所兼主屋の外観
仕込蔵



詳しくは2020年11月14日(土)号をご覧下さい。
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