2021年4月22日号
1作目2号壁初公開
鈴木空如筆「法隆寺金堂壁画展」

photo  鈴木空如筆「法隆寺金堂壁画展」が太田文化プラザで開催されている。展示されているのは、初公開となる法隆寺金堂壁画の1作目の第2号壁「菩薩半跏像」をはじめ、3作目12点と下絵(抜き写し)10点、それに聖徳太子が亡くなって1400年遠忌の年であることから「聖徳太子像」1点の計24点の貴重な作品がずらりと並び来場者の目を楽しませている。
 今回初公開となったのは1作目の第2号壁「菩薩半跏像」(1922年制作)で、壁画の剥落(亀裂)部分を黄色く描いているのが特徴。会場には1936年に制作された3作目の第2号壁も展示されている。3作目は剥落部分を灰色にして鑑賞しやすい図像になっており、亀裂の表現方法の違いを見ることが出来る。
 第6号壁「阿弥陀浄土図」は、中央に下辺の宝池から長く伸びる蓮華に座る阿弥陀如来と、その左右に同じ根から伸びる蓮華に向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩が立つ。三尊を中心にして周囲に化生菩薩22体と化生童子3体の25体が左右対称に配されている。空如は法隆寺金堂壁画12面に描かれた仏81尊のうち、向かって右の観音菩薩が最も素晴らしい仏で、自身の終生の手本としたことが伝えられているという。この観音菩薩は1951年発行の10円切手にもなっている。
 「聖徳太子像」は高額紙幣の図柄にもなっており、原本は宮内庁三の丸尚蔵館に所蔵されている。空如筆「聖徳太子像」は原本の制作当初の姿を再現している。  大仙市長野から知人と訪れた横山茂樹さんは「はじめてこうした作品を見たが素晴らしかった。貴重なものばかりなので見ることが出来て良かった」と話した。  企画を担当する文化財課の橋一倫副主幹は「1作目の第2号壁は本邦初公開で、3作目との違いを感じてもらいたい」と語った。
 会期は29日まで。会期中は無休。時間は午前9時から午後4時まで。観覧は無料。
 問い合わせは、太田公民館(0187・88・1119)。

photo photo photo














※写真は
貴重な作品が並ぶ会場
第6号壁「阿弥陀浄土図」
空如筆「聖徳太子像」
下絵も展示



詳しくは2021年4月22日(木)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで