2021年6月1日号
新たな学びのスタイル
デジタル端末が授業で活躍


photo  教育に情報通信技術(ICT)を活用する国の「GIGAスクール構想」に基づいて配備されたデジタル端末が、大仙市の小中学校でも活用されている。各校が新たな学びのスタイルを模索している。
 大仙市は児童、生徒用と教員用として市内30小中学校に計約5600台を配備。4月から本格的に授業で使い始めた。
 約170台が配られた西仙北中学校(千葉雅一校長)では、今年度からICT委員会を新設。各クラスにいる委員会メンバーが中心となって使用に関するルールを決め、新たな活用方法も考えている。
 当面の目標は「定規やコンパスのように学習道具の1つとして使いこなせるようにすること」。そのために週1回、タイピング練習の時間を設けているほか、毎朝の健康観察や授業、委員会で行うアンケートなど、あらゆる場面で機器を活用している。
 健康観察では、専用アプリにその日の体温や健康状態を入力。養護教諭のパソコンから一人ひとりのデータが一目で確認できるようになっており、体調の把握に役立てている。
 授業では、電子黒板や音声付きのデジタル教科書の活用に加え、意見の共有や振り返りなどに使用。授業以外でも、生徒総会の資料をパソコンにダウンロードしてペーパーレス化を図ったり、チャットを使って委員会の意見交換をしたり、新たな試みが行われている。
 生徒たちからは「疑問に思ったことをすぐに調べられるのが便利」、「デザインなどにも利用でき、自分の考えを人に伝える方法が増えた」といった声が上がる。
 ICT委員会の三浦煌大さん(14)は「メリットは多いが、モラルやルールの部分でまだまだ課題がある。そのバランスを上手く取りながら使っていければいいと思う」と話す。
 同校のICT担当教諭は「ICTはあくまで教育ツールの1つ。便利だからといって全てをこれに依存するのではなく、描く、触れる、直接目にするといったアナログな感覚も大切にした授業や活動も行っていきたい」と語った。


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※写真は
総会資料も機器にダウンロード
新たなスタイルで行われた総会
中心として活躍するICT委員会のメンバー
授業などで機器を積極的に活用


詳しくは2021年6月1日(火)号をご覧下さい。
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