2021年11月23日号
満ちる新酒の香
出羽鶴酒造「初しぼり」25日出荷

photo  大仙市南外の出羽鶴酒造(伊藤洋平代表取締役社長)で19日、初冬を告げる風物詩ともいえる新酒の「初しぼり」が行われ、酒造りシーズンの到来を告げた。この日しぼられた酒は「出羽鶴『特別純米生原酒 初しぼり』」として今月27日ごろから県内外の酒販売店に並ぶ。
 先月7日には今年で2造り目を迎えた杜氏の佐々木亮博さん(49)=湯沢市=をはじめとする頭や麹師、もと師、精米師と呼ばれる蔵人14人が蔵入り。新米の入荷とともに原料米の精米等の準備や、清掃、麹をつくる部屋の殺菌などを行い、21日から米を水に浸す「仕込み」を開始。30日に最後の米入れとなる「留め」を行い、もろみを造った。
 初しぼりの原料米には県産の新米「ぎんさん」を使用。精米特性に優れており、アミノ酸が少なく後味が綺麗に仕上がるのが特徴。搾りたてをすぐに瓶詰めする手法を用いることで、新酒らしいハツラツとした香味とのど越しに微炭酸の爽やかさを感じられるという。
 初しぼりは槽場と呼ばれる作業室にある圧搾機でしぼられ、少しずつ垂れ桶の中に溜まりはじめる。垂れ桶の中で、黄金色に輝いた新酒は速やかに別室へ運ばれ機械で次々と瓶詰めされる。瓶詰めした新酒は同市戸地谷の秋田清酒株式会社でラベル貼りと箱詰めを行い、今月25日から市場に出荷される。
 今年の酒造りについて、杜氏の佐々木さんは「お米の味をうまく引き出すために洗米から気を配り、香りや味に影響が出ることから温度管理にも気を使った。もろみの経過も順調だった」と話した。
 この日は新酒の完成を知らせる杉玉の付け替えも行われた。杉玉は杉ならではの香りを放ち、濃い緑から赤茶色へ徐々に変化していく様子が、酒の熟成度合いを表している。付け替えられた青々とした葉の杉玉は清々しく「良いお酒ができるように」との願いが込められた。
 同社の伊藤道夫常務取締役業務部長は「軽く炭酸が入っているような爽やかさを感じる。搾りたての新酒のフレッシュなところを味わってほしい」と話した。
 初しぼりの製造数量は1・8gが800本、720_gが4500本。販売価格は税込みで1・8gが2640円。720_gが1320円。コロナ禍の影響で家飲み需要が広がったことから、一升瓶を減らし四合瓶の製造数量を昨年より500本増やした。
 問い合わせは、秋田清酒株式会社(?0187・63・1224)。


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サキホコレの出来栄えを話す佐々木会長
あいさつする小原組合長
サキホコレ音頭を演舞する郷土芸能部
サキホコレを買い求め並ぶ人々
CMソングを歌う青谷さん


詳しくは2021年11月20日(土)号をご覧下さい。
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