2022年2月8日号
コロナに負けない心身を
藤間流藤扇会「初春勉強会」

photo  日本舞踊藤間流藤扇会の初春勉強会が6日、大曲市民会館・小ホールで開催された。出演者が華やかなステージを繰り広げ、集まった観衆を魅了した。
 勉強会はこれまでの成果を発表し合う場として年2回行われていたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、昨年の春以来1年振りの開催となった。
 今回初めての試みとして、子どもから大人まで参加者がそれぞれ演舞する曲に対する思いなどを手書きで綴ったパンフレットを来場者に配布した。
 舞台は三部構成で行われた。第一部は、江戸の北に位置する吉原の四季を織り込んだ華やかな曲調の「清元北洲」で幕を開け、初春に福寿草を撫でる風の趣が感じられる御祝儀曲の「長唄新曲福寿草」や牡丹の花にたとえて娘心を唄った「長唄小曲牡丹」などを発表した。
 第二部は、日本舞踊の手習い曲として人気がある「長唄お月さま」や幼い少女が初々しく可愛らしい仕草で、春の野辺で遊ぶ様子を描いた「長唄手習子」、天下泰平を華やかに唄い上げる歌詞が特徴の御祝儀曲「長唄末広狩」などの演目を子ども達が中心となって発表。
 勉強会を監修した藤間妙寿々さんは、喜多美月さんと共に江戸の街中で団子を売る夫婦の話「義太夫団子売り」を演舞。元気を届けたいという2人の息の合った踊りと軽快な表現に観衆からは拍手が送られた。
 第三部は、厳しい冬を乗り越え迎える春の穏やかな風を感じられる「清元梅の香」、献上の能が基になった曲「長唄猿舞」などを発表。
 会の最後を飾った藤間寿々穂会主は、水の中に棲む酒好きな架空の霊獣が登場する「義太夫猩々」を披露した。華やかで巧みな表現で観衆を魅了した。
 花館小学校2年生の佐々木日菜子さん(8)は「最初は緊張したけれど、途中から楽しく踊れた。舞台に出ていってかわいいポーズをとる所が楽しかった」と話した。
 藤間会主は「楽しんで頂くことを一番に考えて今日の日を迎えた。皆さんがそれぞれの力を存分に発揮できたのではないかと思う。日本舞踊は心と身体を鍛えるもの。コロナに負けない心身をつくっていくためにも、今後も皆さんと稽古に励んでいきたい」と締めくくった。


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※写真は
野辺で遊ぶ様子を描いた「長唄手習子」
可愛らしい恋心が表現された「藤娘」
軽快なやり取りをみせた「義太夫団子売り」
御祝儀曲「長唄末広狩」
最後を締めくくった藤間会主


詳しくは2022年2月8日(火)号をご覧下さい。
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