2022年2月26日号
もみ殻で脱炭素社会へ
ユメリアで本格稼動

photo  西仙北ぬく森温泉ユメリアにもみ殻を燃料とするボイラーが導入され、22日から本格稼動を始めた。広域避難所としての機能強化や二酸化炭素排出量を削減する脱炭素化社会へ向けた取り組み、農家の経営支援など様々な分野での効果が期待される。
 ユメリアではこれまで灯油を燃料としてきたが、バイオマス燃料としてのもみ殻は、高い発熱量を有しているほか、脱炭素社会の構築に必須なカーボンニュートラルな燃料。年間の二酸化炭素排出効果は88・6d、ランニングコスト削減効果は110万1000円。  また地元の農家からもみ殻を買い取ることで、その処分費用を削減。もみ殻の燃焼物である燻炭は土壌改良剤として使用できることから資源循環型農業へ繋がる。
 ユメリアは市の広域避難所に指定されている。災害による停電の際には、既存の発電機を使い「もみがらボイラー」を24時間稼働させ給湯を3日間継続することができるため、避難者に入浴の機会を提供することも出来る。
 この日は現地でボイラー稼働開始を記念したセレモニーが行われ、主催者を代表して老松博行市長は「この事業は環境省の補助事業を活用して実施した。実施者はもみがらエネルギー株式会社で市が共同実施者として参加した。もみがらボイラー導入を契機に市が進めているカーボンニュートラルのひとつの大きな取り組みとして、また持続可能な社会の実現に向けて大きな貢献をしてもらうことに期待している」とあいさつした。
 ユメリアの指定管理者である新生ビルテクノの木幡大三専務取締役も「バイオマスボイラー導入は、脱炭素社会の先駆けで革新的な取り組み。もみ殻を燃やすことでエネルギー源の確保、二酸化炭素排出削減、もみ殻を購入することによって生産者である農家への支援、そしてこの燻炭が肥料になるという日本で唯一の試みだと聞いている。管理運営会社である弊社としても皆さんに喜んでもらえるよう全力を尽くしてまい進していく」と述べた。
 老松市長、木幡専務取締役、もみがらエネルギーの田村登司代表取締役、後藤健市議会議長、鎌田正市議がテープカットで祝った。
 市では今後、米どころである大仙市産のもみ殻を地元農家から購入する体制を整え、エネルギーの地産地消、米生産農家の経営支援に繋げることを目指す。

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※写真は
導入されたもみ殻ボイラー
あいさつする老松市長
テープカットで稼動を祝う


詳しくは2022年2月26日(土)号をご覧下さい。
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