2022年3月15日号
雨にも負けず
大曲昭和56年会梵天奉納

< photo  大曲昭和56年会(藤井邦欣会長)の梵天奉納が13日に行われた。数え年42の厄年を迎えた1981年生まれ約60人の男衆が威勢の良い梵天唄を披露しながら大曲の本通りを練り歩き、大曲上大町の諏訪神社に2本の梵天を納めた。
 大曲地域の梵天は、毎年大曲中学校の卒業生を中心に構成する年代会が伝統行事として受け継ぎ、地域や家族、自分自身の厄を祓うために梵天を制作し、町内を巡行する。
 昭和56年会の会員は昨年11月から約2カ月かけて梵天2本と恵比寿俵2台を完成させ1月13日から巡行を開始した。諏訪神社に奉納するこの日までの間に、同級生がデザインした中学時代の学年名「銀河」の文字が入った紺色の半纏姿で、会員宅のほか学校や事業所など約470ヵ所を巡り梵天唄を響かせ厄祓いを行ってきた。
 梵天奉納は先月26日に行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、会員に陽性者が確認されたことから延期を決めた。3月に入っての梵天奉納は今回が初めてとなった。
 奉納当日は早朝から準備を開始。雨が降りしきる中、上丁と下丁の二手に分かれて巡行した。商店や事業所では繁栄を願いながら梵天唄を披露。それに応えるように各所では会員を温かく出迎え「大変だったな」、「あと少し。頑張って」と激励の言葉が聞かれた。
 さらに雨が強まってきた午後3時ごろ、二手に分かれて巡行していた会員たちは上大町十字路交差点で合流し、諏訪神社を目指して練り歩いた。
 鳥居の前に集まった1学年上の昭和55年会(松塚智宏会長)と対面すると、梵天部長の佐藤卓真さんが「最初は不安ばかりだったが、先輩方からの助言のおかげで本日無事に奉納する運びとなった。日を追うごとにこの時間がずっと続けばいいなと思えた。そう思わせてくれたのは、仲間と先輩方のおかげ。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
 藤井会長は、集まった各年代会や地域の人たちを前に「各年代会の先輩の皆様、地域の皆様に支えられてここまで来ることができた。コロナ禍であるにも関わらず皆様に温かく迎えて頂き、大曲地域のすばらしさを再認識した。梵天で得ることの出来た経験や絆を大切にして、今後益々大曲地域と家族のために励んでいく」と決意を語った。
 鳥居をくぐり「ジョヤサー、ジョヤサ」の掛け声とともにゆっくりと前進し社殿を目指す。簡単には奉納させまいと待ち構える昭和55年会との数回の押し合いの末、無事に梵天を奉納した。
 前例のない出来事に見舞われることが多かった昭和56年会。一連の行事を終えた会員たちからは「やったー」と安堵の声が上がった。そして肩を組んだり抱きしめ合った。こらえきれず涙する会員の姿もあった。
 1月13日に大荒れの天候から始まった梵天巡行は13日、大雨のなか無事に奉納され幕を閉じた。見守っていた多くの先輩年代会や地域住民からは温かい拍手が送られていた。

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※写真は
諏訪神社を目指して歩く
鳥居をくぐり社殿を目指す
事業所で梵天唄を披露
決意を語る藤井会長
数回の押し合いの末奉納

詳しくは2022年3月15日(火)号をご覧下さい。
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