2022年4月2日号
簡単に納得する仕掛け重要
大曲RCオープン例会

< photo  大曲ロータリークラブ(佐藤力会長)の会員以外も参加できるオープン例会が3月29日、グランドパレス川端で十分な感染対策のもと開催された。フードコーディネーターでワンダーマート代表取締役のたなかのりこさんが「秋田の『食』リ・デザイン〜もっとPR 秋田の食文化」と題して講演し会員と一般参加者ら約30人が聴講した。
 たなかさんは横手市生まれで日本大学法学部新聞学科卒。日本フードコーディネーター協会認定の1級フードコーディネーター。地域の食材を様々な角度からコーディネート。6次産業化の事業支援や商品開発、販売促進のコンサルティングを行っている。
 たなかさんは、スティーブ・ジョブズの「いくら素晴らしいものを作っても、伝えなければ、ないのと同じ」という言葉を紹介しながら消費者が知りたい情報だけを選択することの必要性を説いた。
 「コロナ禍になり、おうち需要が伸びて消費の動向が変わった。地方物産で『秋田のもの』。『秋田のもの』という商品づくり、サービスを開発してきたと思うが、そこだけでは、これから先、知ることはあってもリピートはないかもしれない」としてキーワードに「ストレスフリー」を挙げた。簡単に頭の中に入って簡単に納得して、そして損しなかったと思わせる仕掛けが重要だという。
 巣ごもり需要で伸びている冷凍麺に学ぶ同一商品の販促方法の転換についても話題に出した。冷凍麺のパッケージの真ん中に書かれた「お水がいらない」の文字がストレスフリー。これまで1万食しか売れなかったがこの文字を加えわかりやすい配置と色味、そのまま温めるだけの図を載せたことで50万食の売り上げにつながった例を紹介し、どうストレスを改善するかが重要だと述べた。
 未来から見た秋田の食文化についても触れた。「秋田には米があり、米?があり発酵食文化がある。麹のおかげで豊かなものがあるが、スタンダードなもの以外の普段使いの麹については若い世代に伝えないといけないことがまだまだたくさんある。大豆があるから味噌がある。こうした発酵食品はもっと私達から学び直さないといけない」と述べ「発酵食品の考え方が他県に比べて秋田県は真面目。麹はもっと自由に使っていいが浸透しきっていない。もっと柔らかく考えていくことが未来に向けた秋田県人の課題だと思う」と提案した。
 そして「本質を見る目を持ち続けるために努力しましょう。麹とはそもそも何か。どういう風に私たちの生活に関わってきたかを忘れずにいたい。その持ち続けるための努力は違いに気づいて学び、生かすことだと思う」と話した。
 酒エキスパートという立場から、出席者には平杯とグラスで日本酒の香り、味、そしてマンゴーとチーズを食べてからの味の感じ方を体験してもらった。「たった1つのお酒でも味は違うはず。この米麹で出来たお酒を語るとき余韻を楽しむ余裕を持ってもらいたい」と述べた。

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※写真は
開会にあたりあいさつする佐藤会長
講演するたなかさん
講演を聞く会員ら
香りの違いを体験

詳しくは2022年4月2日(土)号をご覧下さい。
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