2022年7月5日号
地場産物で地域活性化
知事と県民の意見交換会

photo  大曲農業高校で6月30日、知事と県民の意見交換会が行われた。佐竹敬久知事が農家民宿やホテルの料理提供者や生産者、同校教諭ら7人と意見を交わした。
 意見交換会を前に、同校家庭部の生徒が「細く長く継承したい先人の思い〜未来の農業者と育てる伝統野菜『石橋ごぼう』」と題して意見発表を行った。生徒達は研究内容について発表しながら「今、大仙市の『あきた伝統野菜』は地域文化として存続できるかどうかの瀬戸際にある。多くの人がその価値を知り、誇りを持って栽培に取り組める環境を作りたい。私達はこれからも『あきた伝統野菜』を細くとも長く確実に継承する活動を続けていく」と発表した。
 伝統野菜を使った秋田のおもてなし料理として、出席者にサキホコレを使用する「大曲のはなびピザ」、仙北丸なすを使う「仙北丸なすの肉みそパイ」が提供され、試食した。
 意見交換会のテーマは「地場産物を生かしたおもてなし料理≠フ創作で地域を活性化」。これまで提供したおもてなし料理やきらりと光る地場産物などについて情報交換するとともに、新たな料理メニューの創作や名物料理の復活などに向けて意見交換した。
 出席したのは、農家民宿ラディッシュハウスオーナーの加藤マリさん、料亭稲穂若女将の後藤朗さん、山の手ホテル副料理長の小田嶌悟さん、あきた美郷づくり観光企画部長の天川谷茂さん、農事組合法人ニューファーム秋田理事の樫尾一貴さん、秋田おばこ農業協同組合しゅしゅえっとまるしぇ店長の藤田学さん、同校教諭の入江香織さんの7人。県仙北地域振興局の齋藤正和局長が進行役を務めた。
 意見交換会の中で加藤さんは「いぶりがっこは漬物だけではなく、タルタルやマスタードなどアレンジできる食材。お客さんの反応としては、アレンジバージョンのいぶりがっこを食べてもらうと『こういう食べ方もあるのか』という反応があり喜んでもらえている。いぶりがっこ以外にもアレンジできるものがあれば色々な可能性がある」、天川谷さんは「誰にそれを食べさせるかということを明確にすることが大事。宣伝も大事だが今の世の中、SNSの力が大きく自分で発信できる状態になっている。こういう人たちにこういうものを提供したいというねらいをしっかりすることが大切」などと発言。佐竹知事は「いぶりがっこは刻んでチャーハンや納豆に入れても美味しい。バリエーションはいろいろある」、「県産食材だけでフランス料理のフルコースを提供するお店があり好評で予約が取れない。中央の人はバリエーションよりも地元産のフルコースの方が喜ぶ傾向にある」などと情報提供した。
 入江さんは「生徒は地場産品で商品開発すると確実に成長する。しかし商品開発は一過性のものが多く継続が難しい。おもてなし料理として定着させるためには、地域の核となる個人や団体の存在が不可欠。地域と関わっていきたいのでアイディアがあれば是非、大農に声をかけてもらいたい」と述べた。  佐竹知事は男鹿の石焼や刺身の切り方などを話題に出し「こういうショーアップも付加価値であり喜ばれる。食は人間の楽しみ。食べるだけでなく見せることもする必要がある」と話した。
 知事と県民の意見交換会は、今後の県政運営に県民の声を反映させることがねらい。今後も「商工業との連携による農産物の産地高付加価値の可能性を考える〜食品関連産業のポテンシャルが導く地域の『稼ぐ力』の向上に向けて」、「女性が活躍できる建設業界を目指すためには」などのテーマで開催する予定。

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※写真は
意見発表する家庭部
発言する佐竹知事
出席者が試食
活発な意見を出した意見交換会

詳しくは2022年7月5日(火)号をご覧下さい。
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