2022年8月30日号
光の競演に大歓声
第94回全国花火競技大会「大曲の花火」

photo  3年ぶりの開催となる第94回全国花火競技大会「大曲の花火」(大曲商工会議所・大仙市主催)が8月最終土曜日の27日、雄物川河川敷で開催された。地元4業者を含む全国から選び抜かれた28社がそれぞれの技を駆使した芸術的な作品を発表した。雨が降る中、約60万人(主催者発表)の観客が日本一の花火に見入った。
 大会は全国でも大曲の花火でしか競技されていない「昼花火の部」で幕を空けた。煙竜や煙菊で競技を行うもので、青や黄色、紫などの色煙などを駆使して色鮮やかに空へ模様を描き出した。昼花火は優雅でバラエティに富んだ見応えのある花火で、昔から花火通の粋人が好む。技術保存を求める花火業界からの強い要望で1978年から始まった。
 「夜花火の部」では、大会会長の老松博行大仙市長が歓迎のあいさつ、実行委員長の佐々木繁治大曲商工会議所会頭の開会宣言で「光」と「音」の競演がスタートした。
 競技は2発の10号玉と2分40秒で打ち上げる創造花火で競った。
 10号玉は芯入割物で三重芯以上とする伝統花火の「芯入割物の部」と、これと重複しない自由創造的な「自由玉の部」に分けられる。そして色彩、リズム、立体感、構成など創造性・独自性が審査される「創造花火」。花火師の技と思いが結集した作品に観客も歓声で応えた。
 今年の大会提供のテーマは「暁光」。コロナ禍や世界情勢を踏まえ、明るい未来を信じ続ければ夜明けは必ずやってくるという希望のメッセージを込めた。最大幅900bの壮大なスケールで約5分に渡り様々な花火を次々と上げた。  昼花火と夜花火の間には大曲農業高校の創立130周年を記念する花火。夜花火の合間には前回大会の内閣総理大臣賞受賞者、野村花火工業が担当する特別プログラム「月明かりの下で」なども行われた。
 今年は雨が降りしきる中で打ち上げが行われ、花火が煙に隠れて見えない場面も目立った。それでも3年ぶりの開催を待ちわびたファンは夜空を照らした花火に歓声を上げ楽しんだ。
 大会フィナーレは恒例の10号玉30連発大スターマイン。秋田県民歌に乗せてゆっくりと打ち上がり、観客は大会の余韻に浸りながら帰路についた。

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※写真は
煙に隠れながらも盛大に打ち上がる(大会提供花火)
西山を背景に鮮やかな煙で描いた昼花火
3年分の思いを込めて上がる大会提供花火
野村花火工業による特別プログラム
競技の合間に打ち上がった仕掛け花火


詳しくは2022年8月30日(火)号をご覧下さい。
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