2022年9月6日号
18台が巡行
7日から「角館のお祭り」

photo  軽快なお囃子と秋田おばこの艶やかな手踊り、勇壮な「やまぶっつけ」で知られる角館祭りのやま行事「角館のお祭り」が3年ぶりに、7日から9日までの3日間の日程で開催される。今年は全18丁内の曳山が巡行する。
 「角館のお祭り」は美しさと勇壮さを併せ持つ国指定重要無形民俗文化財。神仏への信仰とともに地域繁栄、豊作、無病息災などを願う人々によって脈々と受け継がれ、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された。
 曳山はナラの堅木を組み上げたもので、総重量は8dにもなる。中心に神を迎える山を模した「もっこ」が据えられ、「みんじゃ(=神の水飲み場)」と呼ばれる屋根に歌舞伎仕立ての武者人形などを飾る。曳山には小太鼓や横笛、三味線などで構成される囃子方と、「拳囃子」、「二本竹」などの曲に合わせて奉納舞を披露する踊り子が同乗する。
 初日の7日は午後4時ののろし花火を合図に、18丁内の曳山が町南側にある神明社に向けて一斉に動き出して行事がスタートする。この日は神明社への参拝が目的で、若者達の「オイサー、オイサー!」のかけ声と共に参拝を待つ曳山が棒状一列に並ぶ光景は圧巻だ。
 8日は午前10時から佐竹北家に上覧を仰ぎ、その年の曳山の出来栄えをお殿様に披露する。武家屋敷通りに曳山がずらりと集まる姿は、毎年大勢の観光客の人気を呼んでいる。夕刻からは薬師堂への参拝のほか、旧市役所角館庁舎跡地前や角館樺細工伝承館前、秋田銀行前など計7ヵ所で「観光やまぶっつけ」が行われる。
 9日はいよいよ本番のやまぶっつけ。曳山には「上り山」と「下り山」があり、神明社や薬師堂への参拝、佐竹北家の上覧、曳山の運行指示の権限を持つ各丁内の「張番」に向かう際は「上り山」となって、通行の優先権を得る。
 一方「下り山」はそれらの目的を終えた曳山を指し、双方とも同じ山の場合は対等の立場となり、黄色いタスキをかけた交渉員同士が優先権を巡って話し合う。交渉決裂となった瞬間から両者は実力行使の態勢に入る。
 曳山の上にいる若者が笛を鳴らし、提灯を振って合図を出すと、若者達は喚声を上げながら渾身の力で曳山を押し出す。山同士が豪快にぶつかり合う迫力の光景に、毎年観光客からは大きな歓声が上がる。
 今年は新型コロナウイルス感染防止対策として、必要な場面でのマスクの着用や手洗い、三密の回避、換気等を徹底するほか、曳山を曳きながらの飲食の禁止や健康状態に異常のある人の参加禁止、出来る限り人との距離を保って、曳山には消毒液を常備し、こまめな消毒を行う。
 ※写真は2018年写す。


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※写真は
勇壮な山ぶっつけ
優先権を主張する交渉員
佐竹北家へ上覧に向かう曳山
踊りを披露


詳しくは2022年9月6日(火)号をご覧下さい。
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