2022年9月13日号
3年ぶり勇壮に
角館のお祭り

photo  仙北市角館町の角館祭りのやま行事「角館のお祭り」が7日から9日まで開催され、最終日の9日から10日未明にかけて「本番やまぶっつけ」が町内各所で繰り広げられた。
 行事は地域繁栄や商売繁盛、無病息災などを願う角館神明社と薬師堂の祭典にあわせて行われている。約400年の伝統を誇るこの祭りは、1991年に国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年にはユネスコの無形文化遺産にも登録された。
  3年ぶりの開催となった今年は全18丁内が参加。武者人形や歌舞伎人形をあしらった曳山が、笛や大太鼓、三味線などで「おやま囃子」を奏する人達を乗せて運行した。各丁内には曳山への運行指示の権限を持つ「張番」が設けられ、黄色いタスキをかけた交渉員が入丁許可をうかがう場面が各所で見られた。
 曳山は「上り山」と「下り山」の2つに分けられる。神明社や薬師堂への参拝、佐竹北家の上覧、張番に向かう山を「上り山」、これらの目的を終えたものを「下り山」と呼ぶ。双方が向かい合った際は上り山に通行の優先権があるが、同格の曳山同士の場合は対等の立場となる。
 曳き廻しの道筋が決まっていないのが同祭りの特徴で、路地で曳山同士が鉢合わせとなった場合はその都度、通行優先権をめぐる「交渉」が行われ、双方の交渉員が運行状況や目的などを主張し合う。
 交渉は複数回にわたって繰り返され、それでも打開策が見つからないとなると実力行使へ。「オイサー、オイサー」のかけ声と共に、曳山の上にいる若者が笛を鳴らして激しく提灯を振ると、それが「やまぶっつけ」開始の合図。双方の若者らが渾身の力で曳山を押し出し、全精力を傾けて突破を目指した。
 豪快な音を立ててぶつかる曳山の姿は圧巻。囃子の音色とかけ声が若者らを奮い立たせ、会場の熱気と興奮は最高潮に達した。3年ぶりの勇壮な光景に集まった観客達は見とれ、夜が更けるまで酔いしれた。


photo photo photo photo photo

























※写真は
3年ぶりに復活した勇姿
進行目的などを述べ合う
艶やかな手踊り
張番で入丁許可をうかがう交渉員
渾身の力で曳山を動かす若者達
曳山の位置を確認する人達


詳しくは2022年9月13日(火)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで