2023年8月1日号 |
様々な事業を展開
大曲仙北雇用開発協会総会
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大曲仙北雇用開発協会(会長・老松博行大仙市長、会員104人)の通常総会が7月24日、大曲エンパイヤホテルで4年ぶりに開催された。会員34人が出席し、今年度の事業計画や収支予算を決めた。
老松市長はあいさつで「県発表の県内経済動向調査によると、個人消費は徐々に増加しているものの、雇用は持ち直しの動きが弱まりつつある。一方、管内の新規高校卒業者の状況については、令和5年3月末の県内就職率が78・7lと前年同月比から1・8ポイントの減少となったが、新型コロナウイルス感染症拡大前と比べると、依然として高い数値を保っている」と説明。管内企業の雇用安定につなげるため、同協会が実施している様々な事業を紹介した上で「今後とも雇用機会の創出、ひいては地域活性化に結びつく様々な事業を積極的に展開していく」と述べた。
来賓として出席した仙北地域振興局の舛谷雅広局長は「秋田県全体に共通する課題ではあるが、少子化により高校卒業者の数が減少していることに加え、進学を希望する生徒の割合も増えていることから、採用活動に苦慮している皆さんも多いと思う。社会環境が目まぐるしく変化し、仕事に対する価値観が多様化する中、若者に選ばれる魅力ある職場づくりのためには不断の経営改革が欠かせない。県としても、皆さんの魅力ある職場づくりに向かう挑戦と努力を支援するために、様々な支援策を提供していきたい」と語った。
今年度の事業計画では、管内の高校などに対し、地域企業の概要等を紹介するワーキングガイドブックを作成して配布するほか、大曲商工会議所、市商工会とともに「新入社員合同入社式・教育講座」を実施する。また新設の雇用促進関連事業として、雇用促進につながるセミナー等を開催する。
また役員の改選も行われた。会長には老松博行氏(大仙市)を再任。副会長に高柳智史氏(潟^カヤナギ)、鈴木建一氏(且ゥ然科学調査事務所)。以下敬称略。
理事=佐藤力(叶蝟k印刷所)、高橋宏幸(セイコーインスツル鰹H田事業所)、齋藤靖(大曲商工会議所)、平瀬孝志(大仙市商工会)、萩原達俊(三共光学工業鰹H田事業所)、田中恒雄(万六建設梶j、佐藤優(潟Vーグ)、田中拓美(田中電気工業梶j。
監事=小池澄夫(コイケ種苗梶j、元吉峯夫(大曲商工会議所)。任期は2年。
総会に続いて開かれた講演会では、公益財団法人・産業雇用安定センター秋田事務所の田崎清俊所長を講師に迎え、「大曲仙北地区の雇用情勢と今後の対応」と題した講話を行った。講演では、雇用の確保や従業員のスキルアップにつながるセンターの取組み、企業と求職者双方の現状などが紹介された。
※写真は
あいさつする老松市長
祝辞を述べる舛谷局長
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