2023年8月8日号 |
オルガンの魅力を探求
夏休みわくわくオルガンワークショップ
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公立学校では珍しいパイプオルガンを有する大川西根小学校で1日、夏休みわくわくオルガンワークショップが開かれた。市内の小学生10人と保護者が前半と後半2回に分かれて参加。オルガンの魅力や音楽の楽しさを肌で感じながら、個人演奏にも挑戦した。
同ワークショップは放課後子ども教室推進事業として、市の生涯学習課が秋田オルガンかわら版の会に委託し開催している。オルガニストの香取智子さんを案内役に迎え、親子そろって実際に打楽器を演奏するなどして楽しみながら、オルガンの魅力を探求した。
香取さんは、イエス・キリスト生誕の場面をモチーフにしたバッハの曲や、サイレント映画で用いられたシネマオルガンの楽曲等を披露。演奏から喚起されるイメージはどんなものか問いかけ、オルガンの持つ表現の可能性について言及した。子ども達は演奏から思い浮かべたイメージを言葉にする体験を通し、音楽の奥深さや魅力を再発見した。
ワークショップ後半では、各自持ち寄った楽曲の個人演奏にも挑戦。ブルグミュラーの「パストラル(牧歌)」を演奏した大曲小学校2年の伊藤鈴華さん(7)は「いつも弾いているピアノより、パイプオルガンは鍵が重い感じがした。ピアノは弾き方で音を小さくしたり大きくしたりできるけど、パイプオルガンはレバーで音が変わる。弾いていて楽しかった」と話した。
香取さんは「個人演奏でみんな様々な曲を弾いてくれたが、どれも上手だった。子ども達には、自分が感じたことをどんどん言葉にしてほしい。言葉にすることでそれぞれの感性を知り、人は一人ひとり違うということがわかる。言葉を通して感性に触れ、楽しみながら音楽を感じて表現できる人になってほしい」と語った。
※写真は
案内役の香取さんと参加者
個人演奏に臨む参加者
オルガンに合わせて打楽器を演奏
大人顔負けの演奏を披露
歌と演奏を披露するかわら版の会メンバー
香取さんを囲んで記念撮影
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