2023年8月12日号 |
夏野菜を収穫
ふるさと農業体験DAY
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大仙市内の小学生と中学生を対象にした農業体験が3日、県立農業科学館で開催された。小学生とその保護者12組が参加し、夏野菜の収穫を楽しんだほか、秋田伝統野菜について学んだ。
「大仙ふるさと博士育成」事業の夏の特別企画「ふるさと農業体験DAY」として行った。同事業は市内の小学校3年生から中学校2年生を対象としたもので、地域行事やイベントへの参加、企業・施設などの見学や体験をすることで1〜3ポイントがもらえ、市教委が合計に応じて大仙ふるさと博士≠ノ認定する。地域と関わる活動を通じて、ふるさとを愛する心を育て、地域の将来を担う人材の育成を目指すねらいがある。
この日参加した子ども達は、農業科学館の職員の案内で敷地内にある畑へ。枝豆とジャガイモを2種類ずつ収穫した。
枝豆は上品な甘みがあり、栗のような食感がある「恋姫」を収穫した。職員から「枝豆の根にはツブツブしたものがあるのが特徴。これは根粒菌といって土の中の栄養を供給する働きがある」などと説明。子ども達は額に汗を流しながら収穫し、根粒菌も見学した。
ジャガイモは皮が赤く中が黄色い「レッドムーン」、ほくほくした食感の「こがね丸」、ポテトチップスとして加工される「トヨシロ」の3種類。ジャガイモは茎を引っ張ると、1株から何個ものジャガイモが現れ、一つ一つ丁寧に収穫した。大きいものが採れると、子ども達は笑顔を見せていた。いずれの野菜も自宅に持ち帰った。
場所を科学館内に移し、大曲農業高校家庭部9人が夏の食育講座と題して夏野菜や、普及拡大に取り組んでいる秋田伝統野菜について紹介した。
大曲小学校3年の金沢小春さん(8)は「茎を引っ張ったときにジャガイモがいっぱい取れて嬉しかった。枝豆は塩茹でにして、ジャガイモはカレーに入れて食べたい」と話した。
※写真は
根粒菌を見る子ども達
ジャガイモを収穫
夏野菜について説明する大曲農高家庭部
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