2023年9月16日号 |
7000発が彩る
神岡南外花火大会
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第44回神岡南外花火大会が14日夜、大仙市神宮寺の中川原コミュニティ公園で開催された。地元住民らでつくる実行委員会(佐藤芳雄実行委員長)の主催。全国花火競技大会「大曲の花火」で活躍する地元の花火業者2社による競演で、約7000発の花火が打ち上がり、夜空を華やかに彩った。
中秋の夜、地域のシンボル・嶽山(神宮寺嶽)を背景に夜空を彩る光と音の祭典として知られる同大会。八幡神社(神宮寺)の奉納花火として1979年から始まり、商売繁盛や豊年満作、家内安全、交通安全を願い打ち上げている。
今年は45プログラムを用意。いずれも地元企業や町内会を中心に大仙市や全国花火競技大会実行委員会などが提供した。
4号玉から8号玉までの連発やスターマインを次々と打ち上げた。メッセージを花火に託す「メッセージ花火」もあった。
花火は間近で見られるとあって迫力満点。今年は豪雨に見舞われ、観客は傘を差したりカッパを着用しながら鑑賞した。
北日本花火興業と和火屋の2社の職人が創り出す音と光のファンタジー、それに嶽山に反響する音を楽しんだ。
終盤には超デラックススターマイン、超特大花火ファンタジアSPなどと銘打ったプログラムもあり、盛大な花火の打ち上げに会場も割れんばかりの歓声と拍手で応えた。
大仙市北楢岡から来たという50代男性は「写真を撮ろうと思ったけど、この雨なので断念し見ることに集中した。クリアに見える場面もあったし良かった。花火との距離も近いので迫力もあり最高でした」と話した。地元神宮寺の50代女性も「雨には降られたけど、最高の花火でした。やっぱり地元の花火大会はいいですね。今から来年に期待しています」と語った。
※写真は
嶽山をバックに
好評だった有料観覧席
色鮮やかな花火
盛大に打ち上がるフィナーレ
各企業など提供の花火
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