2023年10月10日号 |
秋の夜を彩る
フィナーレは10号玉100連発
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「大曲の花火・秋の章」が7日夜、大曲雄物川河畔で開催された。「花火芸術祭」と題し、大曲と同じように内閣総理大臣賞が授与される土浦の花火(土浦全国花火競技大会)と夢の競演を果たしたほか、初の試みとなる10号玉100連発など、約8000発の花火が秋の夜空を彩った。大曲商工会議所と大仙市の主催。
大会は約500基のドローンを使う空中パフォーマンス「ドローンショー」で幕を開けた。国内最大規模のドローン運営会社「レッドクリフ」(東京都新宿区)が夜空に、秋らしくカボチャのおばけなどを浮かび上がらせ大会を盛り上げた。
秋の章は5部構成。年間スポンサーによるオープニング花火に続き、第1幕では、花火創造企業を含む地元5業者の若手花火師16人が7号玉や10号玉、創造花火を打ち上げた。伝統的技法と斬新な作品のほか、迫力と躍動感あふれる花火が夜空を彩った。
第2幕は「土浦の花火物語」。土浦の花火は1925年に始まり、今年で92回目を数える。今回は内閣総理大臣賞受賞経験のある花火業者を含めた6業者の作品が土浦の花火バージョンで大曲の夜空に打ち上げられた。
昨年11月の同大会で内閣総理大臣賞を受賞した野村花火工業のスターマイン「水無月のころ」は、青や白を基調とした花火で観客を引き込んだ。
第3幕は「花火劇場『魔法』」。「ハリーポッター」(響屋大曲煙火)、「ハウルの動く城」(小松煙火工業)、「アラジン」(北日本花火興業)、「美女と野獣」(和火屋)をテーマに地元4業者が趣向を凝らした花火で、観客を魔法の世界へ誘った。
フィナーレは今大会から初の試みとなる10号玉100連発。夜空を覆いつくす大輪の花で秋の章を締めくくった。
※写真は
迫力と躍動感あふれる花火
フィナーレの10号玉100連発
ドローンで様々な形が浮かび上がる
年間スポンサーによるオープニング花火
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