2023年10月24日号 |
安心安全なまち目指す
大仙市の推進集会
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大仙市の安心安全推進集会が12日、仙北ふれあい文化センターで開催された。地域活動で顕著な功績があった個人7人を表彰したほか、来場した約150人が安心で安全なまちづくりを目指すことを誓い合った。
推進集会は、「大仙市安全・安心まちづくり条例」に基づき、市民一人一人の防犯、防災、交通安全意識を高めるとともに、犯罪や交通事故のない社会環境と地域づくりを目指して、毎年各地域を持ち回りで開催している。
集会では主催者を代表して老松博行市長があいさつ。その中で交通安全関係について「自転車利用時のヘルメット着用が努力義務化となったが警視庁の調べによると、7月時点で秋田県内では3・5%と全国で3番目に低い着用率となっている。今後、着用率向上に対する取り組みを進めていくので交通指導隊、交通安全会、交通安全母の会から啓発への協力をお願いしたい」と話した。
また防犯活動については「令和4年に比べ、刑法犯認知件数が約3割増加し、架空請求詐欺など社会環境とともに変化した犯罪が増加していると聞いている。関係団体と連携し地域のパトロールや広報活動を行い特殊詐欺への注意を促していく」と述べた。
大仙警察署の悴田覚署長は管内の情勢について説明。「刑法犯認知件数は9月末現在、前年同期比で約3割増加。特に特殊詐欺被害については9月末現在で4000万円を超える被害額で非常に厳しい情勢」と話した。交通事故情勢については「発生件数、負傷者数は前年同期比に比べ減少しているが2人が亡くなる死亡事故が発生している」と話した。
市民の安全で安心なまちづくりを目指し、大仙市交通安全母の会仙北支部の伊藤まり子支部長が誓いの言葉を読み上げ、▽みんなの目で犯罪を未然に防止する▽いざという時のために、災害への備えを忘れません▽子どもや高齢者を交通事故から守ります▽地域が一体となって、青少年の健全な育成につとめる―と誓った。
仙北地域出身のプロ歌手で、PTAや青少年育成など社会奉仕活動に積極的に取り組んでいる笠原基嗣さんが「いつまでも宝物、愛し続けたいふるさと」と題して講演した。
功労者の表彰も行われた。受賞者は次の通り。敬称略。
▽伊藤秀美(交通指導隊大曲隊)、橋清修(同神岡隊)、金啓一(青少年育成大仙市民会議西仙北地域会議)、藤原幸子(交通安全母の会中仙支部)、佐藤仁(交通指導隊協和隊)、橋辰郎(同南外隊)、橋勝巳(同仙北隊)
※写真は
あいさつする老松市長
表彰を受ける受賞者
誓いの言葉を朗読
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