秋田民報社　ウェブサイト

2023年10月28日号

無事故、無災害誓う
除雪作業安全祈願祭と出動式

　湯沢河川国道事務所（松原寛所長）の除雪機械出動式と受注者主催の除雪作業安全祈願祭が23日、大仙市東川の大曲防災ステーションで行われた。国道13号の大曲工区19・７㌔と神岡工区22・３㌔の計42㌔の除雪を担う秋田振興建設株式会社と髙吉建設株式会社のオペレーターや関係者ら約40人が出席。本格的な作業シーズンを前に、無事故、無災害を誓った。
　安全祈願祭では、駐車場に待機したロータリー除雪車や除雪グレーダ、凍結抑制剤散布車などを１台ずつお祓い。秋田振興建設の小原吾朗代表取締役社長が「関係各位の皆さんの力を借りながら、天気予報などの情報をこまめにチェックし、早めの対策や予防的措置など万全の注意を払いながら無事故、無災害で除雪作業に従事することを誓う」とあいさつした。
　引き続き行われた出動式では、松原所長が「道路管理者として、道路利用者の安全走行あるいは歩行者の安全利用を確保していきたい。皆さんのお力を借りながら地域の道路利用を守っていく」とあいさつした。
　大仙市の佐々木英樹建設部長は「１年のおよそ３分の１を雪とともに暮らす当地域において、除雪作業は地域住民の安全性と快適性の向上、地域経済活動を支える大変重要な業務で、市民の期待は非常に高い。市を南北に走る国道13号は、物流や人々の交流を支える大動脈。安全な通行を提供できるよう、関係機関と緊密な連携を取りながら除排雪業務を進めていく」と述べた。
　長年にわたり、除雪作業に貢献したオペレーターを「除雪従事功労者」として表彰。煙山信之さん（秋田振興建設）、伊藤和敏さん（同）、伊藤堅次さん（同）、齊藤芳樹さん（髙吉建設）、高橋駿弥さん（同）の５人を表彰した。
　受注者を代表し、現場代理人の石黒司さん（秋田振興建設）が「道路交通を常時確保するため、昼夜を問わず24時間体制で挑み、作業員一丸となって一般車両や歩行者の安全に配慮し、作業員の健康管理に留意しながら無事故、無災害で作業することを誓う」と決意表明した。
　「出動」のかけ声とともに緑の旗が振り下ろされると、オペレーターは続々と除雪機械に搭乗。軽快なエンジン音を響かせて出動した。

※写真は
いざ出動
オペレーターを表彰
除雪機械をお祓い

詳しくは2023年10月28日(土）号をご覧下さい。