2023年11月14日号
まちを一つの商店街に
繁盛店づくり支援事業

photo  大仙市商工会商業部会(高橋正己部会長)は1日、繁盛店づくり支援事業の第4回目を実施した。全国商店街支援センター専任講師の並山武司さんを講師に迎え、大仙市内の3店舗(美容室ぽっぷ、斉藤プロパン、牛kエふとん店)の代表者が集まってコラボレーション企画をまとめ上げた。
 全国商店街支援センターが行う同事業は、商店街における集客力や販売力を高め、また足を運びたくなる魅力ある店(繁盛店)づくりを促進するとともに、個店の繁盛が商店街全体の繁栄につながる仕組み作りを行うもの。
 今回行った商環境変化対応コースでは、新型コロナウイルス感染症拡大等により商環境の劇的な変化の影響を受けた商店街で、個店の売り上げ回復を目指し、繁盛店づくりのカリキュラムを活用しながら新たな商店街内での連携や販売促進に取り組んだ。
 全4回コースの、この日は最終日。大仙市豊川の高橋ふとん店(高橋正己代表取締役)に集まった参加者は、これまで重ねてきた研修を振り返りながら、同店で今後開催予定の体験会やコラボ事業紹介展示会について話し合った。
 並山さんは、コロナ禍において最も販促的に伸びたのはブランドの専門性と権威性が生かされたもの、と話し、「ネット検索でいろんなものを調べられるようになったが、実際に検索すると書き込みが多過ぎて、消費者がどれを選んでいいか迷うこともある。そんな時、店舗の専門性やブランド力がモノをいう」と説明。各店舗の専門性とブランド力をうまくコラボレーションさせて販売促進につなげようと、お互いの店舗を紹介し合うコーナーやコラボ・マークなどを制作した。 
 高橋ふとん店内では「高橋コラボステーション」を設置して各店のパンフレットや商品を置き、店頭用スタンディングボードを活用して情報発信を行うなど、互いに連携して新たな取組みに挑戦した。
 同商工会のカバーする範囲は広く、どのようにして盛り立てていけばいいか悩んでいたと話す高橋部会長。商工会がひとつの商店街になるという話を聞いて興味を持ち、今回の企画を立ち上げた。
 高橋部会長は「これまで各店舗はライバルという感じでやってきたが、商売の在り方が今までとは変化したのを感じる。互いに手を携えながら、横のつながりを大事にしてみんなでやっていく形ができてきた。この試みを上昇気流にのせられるよう、これからも互いに協力しながらがんばっていきたい」と語った。


photo photo photo photo








※写真は
体験会のメニューを考える
講師の並山さん
体験会のプランについて話す高橋部会長
高橋ふとん店内のコラボステーション
並山さんを囲んで


詳しくは2023年11月14日(火)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで