2024年5月2日号
基本を大切に
四ツ屋小の交通安全教室

photo  大仙市立四ツ屋小学校(黒澤紀子校長、全校児童128人)と大仙地区交通安全協会(信田健会長)は4月26日、大曲中央自動車学校(菅谷典男校長)で交通安全教室を実施した。同校の教習コースを使い、全校児童が横断歩道の渡り方や自転車走行時に気をつけることなど、交通ルールの基本を実践的に学んだ。
 歩行訓練に臨む1、2年生を前に、黒澤校長は「今日は歩く練習をするためにここに来た。自動車学校の先生たちと一緒に交通ルールを確かめて、自分の命を守るための勉強を行う。目と耳をしっかり働かせて、大事なことを聞き洩らさないよう、よく見て学んでいってほしい」とあいさつした。
 1、2年生が臨んだ訓練は踏切の横断や信号機のある交差点での横断歩道の渡り方、また信号機や横断歩道がない場所、見通しの悪い交差点の渡り方。
 踏切の横断では、指導員が横断の際の注意点や、やってはいけない危険な行為を説明。「電車が近づくと踏切の警報機が鳴り、遮断機が下りてくるが、電車はすぐに来るわけではない。電車がまだ来ないから遮断機をくぐって行ってもいいかな、などと思っていると大変なことになる。電車はすごいスピードであっというまに近づいて来る。警報機が鳴ったら、絶対渡らないようにして」と力を込めた。
 電車が通過し、遮断機が上がった後も危険は潜んでいる。「電車が行った後、いちばん危ないのは車。遮断機が上がったからと言ってすぐに走って渡り始めると、踏切前で停車していた車とぶつかる可能性がある。遮断機が上がっても、すぐには渡らず、念のため左右を確認するなど安全確認をしっかり行ってから渡って」と呼びかけた。
 児童らは指導員の指示に従いながら、踏切の安全な渡り方に挑戦。その後も見通しの悪いT字路や横断歩道のない道路の渡り方、信号機のある交差点で横断歩道を安全に渡る練習など、様々な想定のもと訓練を繰り返した。
 講習を終えた1年女児は「最初はわからないこともあったけど、いろいろなルールを教えてもらった。手をあげて渡ることや、車がよく見えないところは気をつけて渡ることなど教えてもらえて嬉しかった」と話した。
 菅谷校長は「昔と比べて車の性能は進歩した部分も多いが、交通ルールそのものは今も昔も大きく変わらない。交通事故に遭わないよう、自身の身を守るための基本ルールは同じ。交通安全の基本をしっかり守ることが交通事故防止や身の安全確保につながる。新1年生は今のうちに道路を歩く時の基本ルールをしっかり覚えて、安全に通学してほしい」と語った。

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※写真は
手をあげて渡る
踏切の横断を学ぶ
あいさつする黒澤校長
車に隠れたバイクに注意
車の死角等を確認
手をあげて左右を確認


詳しくは2024年5月2日(木)号をご覧下さい。
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