2024年5月14日号
新「ふれあいの郷まつくら」
竣工式と開設20周年記念式典

photo   社会福祉法人「水交会」(樫尾正義理事長)が老朽化により建築していた大仙市四ツ屋の「ふれあいの郷まつくら」が完成した。10日、現地で竣工式と開設20周年記念式典が行われ、同法人や工事関係者、施設利用者など約80人が出席し、祝った。
 新施設は鉄骨造、一部木造平屋建てで延べ床面積は1275・44平方b。総事業費は約7億2150万円。国や県、大仙市からの補助金を活用した。施設内に設置した交流室は、松倉地域住民の会館機能を有するとともに、市指定避難所となっている。
 式典で樫尾理事長は「ふれあいの郷まつくらは、利用者が安心して安全に活動できることをコンセプトに設計段階からその考えを盛り込んでもらいより快適に過ごせるようになった。これまで優しく受け入れてくれた地域の皆さんの集会所としての機能を建物に含むことについて地域と協議を重ね、大仙市の理解と支援のもと交流室を併設できたことは他の施設にない特色と自負している。この交流室は市の指定避難所でもあり災害時には必要最小限の設備も備えているので、地域の皆さんには平常時も含め活用してもらいたい。水交会は地域の中で地域と共にという考え方で運営する方針。引き続き地域とともにこの施設を活用して共存共栄を図っていきたい」と式辞を述べた。
 工事関係者のエムシーエー建築設計(小林康彦代表取締役)、丸茂組(小松正人代表取締役)、吉建設(佐藤利昭代表取締役)、はりま建設大仙支店(高野新支店長)、朝日水道工業所(遠田博士代表取締役社長)、田中電気工業(田中拓美代表取締役)、それに絵画を寄贈した大曲テンダーライオンズクラブ(渡部育子会長)、長年、利用者の実習を受け入れている肉のさとう(佐藤光太郎代表取締役社長)の8団体に感謝状が贈呈された。
 ふれあいの郷まつくら利用者を代表して、加藤優一さんは「4月15日、この真新しい施設で私達の生活がスタートした。令和6年度の始まりをこの素晴らしい環境で迎えることができたことを嬉しく思っている。新しい施設は広くてきれいでとても快適。前の施設は古かったが小学校の面影を残した地域にとっても私達にとっても思い出のたくさん詰まった施設でした。私達利用者34人、今まで以上に仕事を頑張っていきたい。そして地域の一員としての役割を果たせるよう、地域の皆さん、職員の力も借りながら頑張っていきたい。これからも私達のことを見守ってください」とお礼の言葉を述べた。
 これまでの歩みをスライド上映で振り返ったほか、利用者がいきものがかりの「ありがとう」と「秋田県民歌」を大合唱。最後に樫尾理事長や高井慶藏名誉理事長、ふれあいの郷まつくらの齊藤恭子施設長、利用者代表の小木田優紀さんら8人がテープカットで祝った。

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※写真は
式辞を述べる樫尾理事長
感謝状を贈呈
謝辞を述べる加藤さん
テープカットで祝う関係者
新しくなったふれあいの郷まつくら
大合唱する利用者ら


詳しくは2024年5月14日(火)号をご覧下さい。
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