2024年5月23日号
初代グランプリに「キンギョ」
大仙オープンカツGP

photo  大曲地域のソウルフードといわれるオープンカツの味を競う「大仙オープンカツグランプリ」が18日、大曲ヒカリオ広場で開かれ、初代グランプリに大曲丸の内町の居酒屋「横丁盛場キンギョ」が輝いた。
 オープンカツは、チキンライスにカレー、とんかつを組み合わせた料理。昨年12月、実現しなかった第36期竜王戦7番勝負第6局で食べる「勝負めし」の候補だった31品の中から藤井聡太竜王が選んだ「幻の勝負めし」3品のうちの1つで、藤井竜王も味わった。
 グランプリは食文化の創造と地域の活性化を目指し、大曲商工会議所青年部(久保田健一郎会長)がはじめて企画した。会員企業の弁天、大曲エンパイヤホテル、和台所花、障がい福祉サービス事業所「ほっぺ」、横丁盛場キンギョ、じぱんぐ亭の6社が自慢のオープンカツを出品。同会議所の齋藤靖会頭を審査委員長に老松博行市長、大曲高校の生徒やユーチューバー、タレントら審査員計13人が審査した。
 審査はステージ上で実施。1品ずつ運ばれ、見た目の彩り・盛り付け、味と食感、販売価格、満足度の4項目を各5点ずつ合計20点満点で評価した。
 最高賞のゴールド賞に選ばれた「横丁盛場キンギョ」のオープンカツは、和風だしで炊いたチキンライスの上に、たっぷりの卵でとじた分厚いカツを乗せ、和風カレーソースをかけた創作オープンカツ。出汁やカツのとじ方など、惜しまれながら一昨年に閉店した仙北市角館町の「日の出食堂」の技法を使用。丼の中からチキンライスが出てくる意外さと、カツとカレーとふわふわの卵の相性の良さが特徴だ。
 店主の岸永伸さん(37)は「昔ながらの店がなくなっていく中で、大曲の名物料理を引き継ぎたいという思いで作った。カツの厚さやインパクトは今までのオープンカツよりもボリュームアップさせ、わんぱくに食べれるように美味しく出来ていると思う。これからも地域を盛り上げたい」と話した。
 2位のシルバー賞は、大曲上栄町の「じぱんぐ亭」、3位のブロンズ賞は大曲丸の内町の「弁天」が受賞した。
 グランプリは、大曲商工会議所主催の「第5回商工会議所まつり」の一環として開催。会場では出品されたものと同じオープンカツの弁当を4社が販売したが、計約180食が1時間ほどで売り切れた。今後は6社が各店舗で販売する。

photo photo








※写真は
初代グランプリに輝いたキンギョのオープンカツ
初代グランプリの岸さん(中央)
ステージ上で審査する審査員


詳しくは2024年5月23日(木)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで