2024年5月28日号
3年生が連覇
太田分校で全校田植え競技会

photo  大曲農業高校太田分校(坂本寿孝校長・全校25人)で27日、恒例の田植え競技会が開催された。全校生徒が泥だらけになりながら、学年対抗で植える早さと正確性を競った。1位は3年生で22分57秒、2位は2年生で32分38秒、努力賞は1年生で42分58秒だった。
 競技会は、米の豊作を願い、恵まれた自然を相手に、全校をあげて昔ながらの手植え作業を体験。農の持つ厳しさと土の感触を味わう楽しさを学習してもらおうと毎年実施しているもので今回が17回目となる。
 体育館で行われた開会式の後、学年ごとに作戦会議を行った。ゲスト参加として2年生には2代目住みます芸人「ちぇす」の2人、3年生には4代目住みます芸人「きり亭たん方」さんが加わった。手順などを確認した後は円陣を組んで「頑張るぞー」、「おー」と気合いを入れた。
 水田へ移動し、学年ごとに畦に整列。坂本校長の合図用ピストルによる号砲で一斉に田んぼの中に入った。水田面積は約11・8e。学年人数に合わせて決められた広さに「あきたこまち」の苗を3〜4本ずつ30センチ間隔で植えた。
 最初は泥の感触に「ヌルヌルする」と悲鳴にも似た歓声を上げた生徒達だったが、すぐさま競技に集中。事前に付けられた型に沿って迅速かつ丁寧に苗を植えた。
 きり亭たん方さんが「さあー、いくぞ」と3年生を鼓舞する姿も。その声を受け3年生は素早く植えつけ、序盤からのリードをそのまま守り2年生に10分近く差をつけて優勝した。
 3年生の伊藤大悟さは「今年も連続して優勝することが出来て良かった。自分は昨年参加できなかったので1年のブランクがあり不安だったが、仲間に助けられ喜びもひとしおです」と話した。また「2年ぶり3回目の参加だが毎回新鮮な気持ち。最初の年は泥に足をとられ歩くのも大変だったが、生徒にコツを教えてもらい今ではしっかりと植えることが出来ている」と、きり亭たん方さん。さらに「今日は若い力で田植えをしているが、将来、落語を楽しんでもらえるよう、そのタネも撒いています」ととんちをきかせた。

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※写真は
開会式であいさつする「ちぇす」
円陣を組む
慣れた手つきで植える
初めての田植え競技に挑戦する1年生
ゲスト参加のきり亭たん方さん


詳しくは2024年5月30日(木)号をご覧下さい。
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