2024年7月20日号 |
のびのびサロンなどを視察
大崎市一行が来訪
|
宮城県大崎市や同市社会福祉協議会の職員、地域自治組織の関係者16人が12日、大仙市の公設民営ミニスーパーマーケット「南外さいかい市」と、市民交流プラザ「のびのびらんど」で開催されている「のびのびサロン」を視察した。
のびのびらんどは、商店街の空き店舗を利用した誰でも自由に気軽に立ち寄ることが出来る地域の憩いの場。手話学習会や折り紙教室など、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の人が関わりを持てるイベントを開催している。
大崎市では2020年2月、公益財団法人さわやか福祉財団が発行した「居場所ガイドブック」で同施設の取り組みを知り視察に訪れた。今回は高齢者の居場所と見守り活動を課題としている大崎市が同市社会福祉協議会、地域自治組織とともに大仙市社会福祉協議会から紹介を受けた「南外さいかい市」と「のびのびサロン」を視察した。
このうち、地域住民でつくる「ほほえみくらぶ」が実施する「のびのびサロン」では、手話サークルのメンバーが手話付きの「秋田県民歌」で歓迎。盛岡市の森田純司さんも加わり「白い花の咲く頃」を美しいテノールで歌い、会場いっぱいに響かせた。続いてコースターづくりが行われた。サロン参加者が模様の違うテープに糊をつけ、張り合わせるなどして作成した。
大崎市の関係者からは「サロンの主催者は」、「男性の参加者が多いがなぜか」などの質問があり、ほほえみくらぶの藤井京子さんは「設立当初は社会福祉協議会が主体で、私達はお手伝いという感覚だった。昨年からは私達が自分達でいろいろなことを考え実施している」、「他地区では男性の参加者は数えるほどだが、のびのびサロンには毎回来てくれる参加者もいる。月1回会って話しをするのが楽しいようだ。知っている人が多いからだろうか」などと回答していた。
大崎市地域福祉課の鹿野寛哉主査は「どちらもリーダーシップある人に感化され、まわりに人が集まり素晴らしい取り組みに繋がっている。大崎市でもリーダーシップのある人を掘り起こし、地域と一緒に課題を解決したい」と話した。
※写真は
手話で秋田県民歌を披露し歓迎
コースター作りを視察
質問にこたえる藤井さん(左から2人目)
|
|