2024年7月30日号
和やかに楽しむ
大曲茶道連盟の納涼茶会

photo  大曲茶道連盟(石川和美会長)は21日、産業展示館(はなび・アム別館)で納涼茶会を開いた。子どもから大人までたくさんの人が訪れ、寛いだ雰囲気の中、心づくしの一服を堪能した。
 本茶会はコロナ禍で途切れたこともあったものの、同連盟が広く一般の人にお茶を楽しんでもらおうと例年開催している。
 今回は勉強会の意味も込めて裏千家、玉川遠州流、宗?流の3流派合同での開催となった。
 床の間の掛け軸は岐阜県東漸寺、合田曉山和尚の筆による「葉々起清流」。籠にホタルブクロやツリフネソウ、トワダアシなど時の花を飾り、屋形船をかたどった屋久杉の香合を浮かべて涼を演出した。
 参加者は菓子「朝露」を楽しみながら語り合い、心静かに茶を味わった。
 大仙市から参加した5歳と3歳の女児は「お茶は初めて。いろんなところが楽しかった」、「お茶は苦かったけど、お菓子はおいしい」とにっこり。 
 横手市から訪れた80代女性は「お茶をおいしくいただいたのはもちろん、ふだんお目にかかれないような素晴らしいお道具も拝見できて、有意義なお席だった。休憩スペースも設けていただき、とても快適に過ごせた」と話した。
 石川会長は「たくさんの方にお越しいただき、皆さん喜んで下さったようで嬉しい。こういう世の中にあって、心静かにお茶を一服いただき、安らかな心持ちで過ごしていただけたなら幸い。膝をつくのが窮屈な方のためには椅子もご用意した。作法に疎いからと遠慮なさらず、お茶が初めての方、よく知らない方にこそ、ぜひ来て一服楽しんでいただきたい」と語った。

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※写真は
お点前を披露
床の間の掛け軸「葉々起清風」
心静かに味わう
掛け軸について説明する石川会長
お茶会を楽しむ参加者
道具を拝見


詳しくは2024年7月30日(火)号をご覧下さい。
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