2024年8月6日号
床下浸水は計46棟に
7月、2度の大雨被害

photo  大仙市は7月9日からと、24日からの大雨被害について報告した。
 市によると、7月8日午後10時頃から降り始めた雨は、大曲観測所で9日の24時間雨量が146_を記録。雄物川や玉川、福部内川、土買川、大沢川などの河川も増水し、内水氾濫による被害が生じた。
 被害は7月31日午後5時時点で、住宅で床下浸水21棟、事務所被害10棟、非住家被害(車庫・作業小屋等)30棟、公共施設は12件だった。 
 最初の避難指示は9日午後3時で、それ以降11地区、1130世帯、2447人に発令された。避難所開設は最大時13カ所で20世帯23人が避難した。
 通行止めは最大時85カ所。田畑冠水は418・15fだった。
 一方で7月24日午後11時頃から降り始めた雨は、大曲観測所で総降雨量164_になるなどの大雨となった。雄物川や玉川、福部内川、土買川、大沢川などの河川も増水し、内水氾濫による被害が発生した。
 被害は7月31日午後2時時点で、住宅が床下浸水25棟、事業所被害7棟、非住家被害(車庫・作業小屋等)46棟、公共施設は12件だった。
 最初の避難指示は25日午前7時20分で、それ以降、39地区1956世帯、4487人に発令された。避難所開設は最大時18カ所、14世帯48人が避難した。
 通行止めは最大時55カ所。田畑冠水は402・56fだった。
 老松博行市長は「大仙市は今現在、人的被害、住宅の床上浸水はなかった。24日からの大雨では大曲在住の会社員が由利本荘市で、遺体で見つかっているが死因の特定には至っておらず、この件の取り扱いについては県と協議中。大仙市の水害の特徴は内水氾濫。雄物川という一級河川の水門が閉められた際に、流れ込んでいた県管理河川などの水が氾濫する。そうした水をいかに雄物川の堤防を乗り越して排水するかということが私達の仕事の大きな部分の一つ。今回、排水ポンプ車は国から8台、県1台、大仙市1台の計10台が出動した。この結果、床下、田畑の冠水が大きな面積で出たが、こうした反省点を踏まえながら、この後も対策、対応を検討していきたい」と話した。


※写真は
会見で大雨被害について話す老松市長


詳しくは2024年8月6日(火)号をご覧下さい。
ニュースバックナンバー



copyright (c)2005 AKITA MINPOU-SYA All Rights Reserved
このサイトに関するご意見ご感想は、minpo@camel.plala.or.jpまで