2024年8月13日号
6位入賞アジア勢トップ
鈴木優花選手、パリ五輪で自己ベスト

photo  パリ五輪最終日の11日、陸上女子マラソンが行われ、大仙市出身で五輪初出場の鈴木優花選手(第一生命グループ、大曲高―大東文化大出)が2時間24分02秒の自己ベストで6位入賞を果たした。
 今大会のコースはパリ市庁舎前をスタートし、ベルサイユ宮殿で折り返し、エッフェル塔を見ながらフィニッシュ地点のナポレオンが眠る旧・軍病院のアンヴァリッドを目指すものだが、最大高低差が156bの「五輪史上最難関」。鈴木選手は激しいアップダウンをものともせず、先頭集団を形成するアフリカ勢に食らいついた。終盤に離されたものの、アジア勢ではトップの成績でゴールに飛び込んだ。
 レース後、鈴木選手は「初めてケニア選手、エチオピア選手たちのペースの変動を、身をもって体感することが出来た。すごく付くのも不安がよぎったけど、やっぱりつかないと入賞はできないと思っていたので、自分のいけるところまで行こうと決めて、必死について行った。ここまでアップダウンのひどいコースはなかなかないが、アメリカ合宿で山下アドバイザーと一緒に相談しながら、アップダウンの激しいコースというのを作って何回も取り組めたことが一番の要因だと思う。このアップダウンの中で、わずかながら自己ベストを更新できたということが、これから日本の国内のより平坦に近いコースや海外のタイムの出やすいコースに挑んだとき、自分はどこまで行けるのかというのが、すこし見えた」と話した。
 また「第一生命に入ったからには入賞だけではなく、メダルを獲得できるところまで何としてでもいきたい。はじめての五輪はとても楽しかった」と語った。
 ◇鈴木優花(すずき・ゆうか)1999年9月14日生まれ。中学まではバスケットボール部で、大曲高校から陸上を本格的に始めた。19年に大東文化大に進学。富士山女子駅伝では1年時に7区で区間新。全日本大学女子駅伝では1年から3年連続で区間賞を獲得。2年時はユニバーシアードのハーフマラソンで金メダルを獲得。初マラソンとなった2022年3月の名古屋ウィメンズマラソンで学生新記録を樹立。23年10月のMGCで優勝。22年から第一生命グループに所属している。
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※写真は
ゴールして笑顔を見せる(LIVE映像写す)
6位入賞した鈴木選手(今年1月に市役所を訪問)


詳しくは2024年8月13日(火)号をご覧下さい。
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