2024年8月17日号 |
灯ろうと花火幻想的に
ふるさと西仙まつり
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第37回「ふるさと西仙まつり」が15日、刈和野橋上流の雄物川河川敷で開催された。会場には多くの市民が訪れ、願いが託された灯ろうと色鮮やかな花火の競演を心行くまで堪能した。
まつりは、地域の興隆発展・豊作と繁栄を願って開催。地域を愛する心と連帯の心を培うとともに、お盆で帰省した郷土ゆかりの人々との親睦交流を図ることを目的に1985年から開いている。
西仙北地域中央を流れる雄物川の河川敷を舞台に、川に浮かべられた約700個の灯ろうが幻想的に水面を彩り、会場には地元の小中学生や高校生、地域住民が制作した置き灯ろうも設置されるなど、雰囲気を盛り上げた。
ふるさと西仙まつり実行委員会の今野幸宏実行委員長は「昭和60年に始まったこのまつりも平成を経て令和の時代へと引き継がれてきた。眼下に広がる雄大な雄物川を含めた川はときには悪魔の仕業のような災害をもたらすこともあるが、昔から人々の暮らしを支え流域の産業、風土や文化を醸成してきた。この祭りを通してこうした地域の伝統と文化を再確認し、歴史を継承しながら興隆発展を図っていかなければならない」とあいさつした。
花火の打ち上げは、和火屋が担当。オープニングスターマイン「開幕の轟」で華々しく幕を開けると、4号玉や5号玉、7号玉、10号玉の連発のほか、スターマインなど約800発が夜空を彩った。グランドフィナーレは「未来へ〜華麗なる光の舞〜」。迫力ある音を響かせながら盛大に夜空に打ち上がると、会場からは拍手と歓声が響き渡った。
西仙北支所駐車場では、ビアガーデンやトラックステージが行われ、キッチンカーも出店。西仙北太鼓の会が力強い太鼓演奏を披露するなどまつりを盛り上げた。
地元の50代男性は「地元のお祭りなので毎年見ている。ゆっくりと流れる灯ろうと花火のコラボレーションはほかの地域にはないので見ていて心が癒される」と話した。
※写真は
まつりを盛り上げる西仙北太鼓の会
賑わうビアガーデン
会場付近には置き灯ろうも
10号玉も
夜空を彩る花火
盛大に打ち上がるグランドフィナーレ
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