2024年8月20日号 |
市のこれからを考える
高校生が意見発表
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大仙市の「今」と「未来」について考える、高校生の意見発表が8日、大仙市役所で行われた。市内の高校生約20人が、市をより良くするための意見やアイディアを発表。老松市長をはじめとする市の職員と意見交換を行った。
市は新たなこども計画の策定にあたり、高校生が考える市の現状と課題、望ましい未来について意見を聞き、計画策定に反映させようと高校生ワークショップを開催。市内の高校に通う生徒20人が参加し、A・B・Cの3グループに分かれて2回に渡るワークショップで意見をまとめ、3回目となるこの日、意見発表を行った。
各グループが提案したのは「男女ともに楽しく遊べる場所とイルミネーション等のデートスポットの設置」、「すべての世代が気軽に利用できる公園の設置」、「駅前への施設の集約化と各地域と駅前間のバスの整備」の3意見。
このうち、JR大曲駅前への施設集約等の提案を行ったCグループは、集約が望ましい施設として、高齢者や子育て世代、外国人など、高校生にとどまらない様々な視点から具体例を挙げて、メリットを紹介。実現にむけた課題解決の方策も示した。
発表後の意見交換で、こども未来部の田口美和子部長は「市の現状や課題を的確に捉えた発表で感心した。市が考えているところと少し違った視点からいただいた提案もある。今後の参考にさせてもらえれば」と話した。
老松市長は講評で「3グループとも発表テーマが素晴らしかった。今回指摘のあった点を考慮しながら構想を立てていく必要がある。高校生の皆さんの意見を聞く場を設けるなどしてニーズを把握し、それにしっかり応えられる体制を作っていきたい」と述べた。
大曲高校3年の武藤百々さん(17)は「市の抱える課題とその解決にむけた具体的な意見をまとめて発表することができた。今回のワークショップで様々な視点から考える力を身につけられたと思う。この経験を生かし、将来は地域の活性化につながる活動に携わりたい」と話した。
大曲農業高校2年の奈良岡美羽さん(16)は「初顔合わせの日は緊張したが、みんな優しくフレンドリーに接してくれたおかげで本番までがんばれた。年代問わず、誰もが楽しく安心して暮らせるまちであってほしいし、今以上に住みやすいまちにしたい」と語った。
本ワークショップで発表された意見は、後日、報告書にまとめて市のホームページで公開する。
※写真は
3グループが発表
まちの未来を語る
意見交換する老松市長
発表に耳を傾ける老松市長ら
参加証明書を交付
発表を終え、笑顔で
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