2024年9月26日号
救命への理解深める
大曲消防署の救急フェア

photo  大曲消防署の救急フェアが15日、イオンモール大曲「花火の広場」隣接テナントで開催された。胸骨圧迫や異物除去などのコーナーが設けられ、子連れの家族らが体験をしながら、救急隊への理解を深めた。
 フェアはスタンプラリー形式で実施された。
 通報、心臓マッサージとAED、聴診器、喉に異物を詰まらせた際の異物除去の4つのコーナーが設けられ、全てを回るとハンカチや消防車の消しゴムなどがプレゼントされる。
 通報コーナーでは、「体調が悪いのは何歳くらいの人ですか」、「男の人ですか、女の人ですか」、「どこを苦しがっていますか」と救急隊の司令員からの3つの質問にうまく答えられるかチャレンジした。
 心臓マッサージのコーナーでは、「大丈夫ですか」と声をかけながら反応がないことを確認。救急隊員の指示に従いながら胸骨圧迫を行った。その後、AEDにも挑戦した。
 聴診器のコーナーでは、子ども達が聴診器を耳に当て、保護者らの胸の音を確認していた。
 異物除去のコーナーでは、背中をトントン叩く「背部叩打法」や、患者の後ろにまわり、片方の手でみぞおち付近で握りこぶしを作り、すばやく手前上方に向かって圧迫するように突き上げる「腹部突き上げ法」を実施した。
 4つのコーナー以外にも救急隊が使用する資機材も展示された。外傷者に対して固定や搬送するための資機材、感染対策一式、血圧計などを入れたバッグなどが並べられ、来場者は興味深そうに眺めていた。
 また会場には、大曲地域の各幼児施設園児の塗り絵が展示されたほか、消防服などを着ての記念撮影場もあり来場者は写真撮影を楽しんでいた。
 会場を訪れた40代男性は「異物除去のコーナーは大変参考になった。家族に何かあったときには今日のことを生かせるようにしたい」と話した。

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※写真は
司令員の質問に答える
心臓マッサージに挑戦する子ども
聴診器を当て鼓動を確認
異物除去について説明を受ける
資機材などを展示
消防服を着て記念撮影


詳しくは2024年9月26日(木)号をご覧下さい。
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