2024年10月1日号 |
防災意識を高める
幸町町内会の自主防災訓練
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大仙市幸町町内会(佐々木昭会長)の自主防災訓練が9月14日、地域交流センター「はぴねす大仙」で開催された。昨年2月に続き2回目の訓練には約20人が参加し、消火訓練や救急救命訓練を通して防災への心構えを学んだ。
この日は、自宅からの避難訓練から実施。各家庭から会場となる、はぴねす大仙に徒歩で参集した。大曲消防署の署員を講師に迎えての消火訓練では、水消火器を使用した擬似消火体験を行った。署員が「業務用の消火器の放射距離は4〜5b。黄色いピンを抜いてホースの先端を持って、ねらったところに向かいレバーを握ると放水される」と実演して見せた。「炎が天井について広がっている状態では使えない。消火なのか避難が優先なのかその場で判断してもらいたい。また屋外では風の影響を受けるので、風上から放水すること」とアドバイスがあった。
説明を受けた地域住民は、実際に水消火器で火点を目掛け放水した。
救急救命訓練では、心肺蘇生措置について学んだ。胸骨圧迫について署員から「人が倒れていて、呼びかけても反応がなく、胸の動きを見て呼吸がないときに行う。心肺停止直後にはしゃくりあげるような死戦期呼吸という状態になっていることもある」などと説明を受けた後、実際に人形を使って胸骨圧迫に挑戦した。
炊き出し訓練も行われ、女性陣がカレーライスなどを作った。
幸町町内会副会長で防災担当の進藤正弘さん(66)は「町内会でこうした取り組みをしているということを知ってもらい、各家庭で防災意識を高めてもらいたい。また地域のつながりも深まってほしい」と話した。
※写真は
消火器の説明をする署員
火点を目掛けて放水
心肺蘇生措置について説明する署員
胸骨圧迫を行う参加者
炊き出し訓練も
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