2024年10月5日号 |
マシュマロみたい
畑屋うさぎふれあい会
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秋田改良種の畑屋うさぎと園児が交流する「畑屋うさぎふれあい会」が9月20日、千畑なかよし園(鳥羽由美子園長、園児数131人)で開かれた。畑屋うさぎ2羽と園児が芝生の広がる園庭で交流。駆けまわる大きなうさぎに園児は大きな歓声を上げた。
このイベントは、子ども達に畑屋うさぎを知ってもらおうと町が主催。畑屋うさぎを飼育する高橋清一さん(78)が、この春生まれたさくら(6s)とはな(5・8s)の2羽を提供した。
わくわくした面持ちで園庭に集まった園児たちを前に、橋さんが畑屋うさぎについて紹介。親指大で生まれたうさぎが大きくなるまでの過程を話すと、園児たちは興味深々といった様子で耳を傾けた。
畑屋うさぎは一度に6〜8羽の子を産む。生後5日目くらいから白い毛が生え始め、2週間たつと真っ赤な目が開く。母乳を飲みながらすくすく育ち、その後はキャベツや豆、ニンジンの葉っぱを食べてどんどん成長する。
橋さんが「今日はうさぎと触れあって楽しんで下さい」と呼びかけて足元に置いたキャリーバッグの扉を開くと、中から大きなうさぎがひらりと飛び出し、園児たちは歓声を上げて走り出した。
芝生を駆けるうさぎに園児たちは大はしゃぎ。「うさぎさん、こっちにおいで!」、「葉っぱだよ」などと声を弾ませて手を伸ばし、「目の色がピンクだ」、「マシュマロみたいだよ!」と目を輝かせた。
たざわなぎさちゃん(6)は「モフモフして、すごくかわいい」、ふかさわなおくん(6)は「なでたら柔らかくて気持ちよかった」とにっこり。
白い鼻をヒクヒクさせて辺りをうかがううさぎを取り囲んで、園児たちはじっと観察。大きな耳や短いしっぽ、小さな爪までをしげしげと眺め、手を伸ばしてやさしく背中をなでた。
鳥羽園長は「生き物とふれあう機会がなかなかない中、年に一度のふれあい会は貴重な機会。小さいうちにたくさんの生き物とのふれあいを経験させてあげたい」と語った。
橋さんは「子ども達が歓声を上げてうさぎとふれあう姿を見て嬉しくなった。うさぎも楽しそうに遊んでいた。連れてきて本当に良かった」と笑顔を見せた。
※写真は
やさしく撫でる
畑屋うさぎについて紹介する橋さん
うさぎを囲んで「かわいいね」
ふれあいに参加した畑屋うさぎ
橋さんにお礼のメダルをプレゼント
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