2024年10月8日号 |
歴史つむぐ美声
コール・ノーヴァ結成40周年記念演奏会
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結成40周年の節目を迎えた大仙市の女声合唱団「コール・ノーヴァ」(築地芳子代表、会員数31人)が6日、大曲市民会館・大ホールで記念演奏会を開催した。長年にわたる活動の集大成ともいえる美しいハーモニーが、会場を埋めつくす観客の心を揺さぶった。
コール・ノーヴァは1984年5月に結成。大仙市内の女性を中心に自主コンサートを開くなど精力的に活動をつづけ、2002年には木の内音楽賞、翌03年には大曲市芸術文化賞・栄光賞、15年には第40回秋田県芸術選奨特別賞「ふるさと文化賞」を受賞した。
2013年の「第36回おかあさんコーラス全国大会(大阪市)」、17年の第40回同大会(岡山市)に東北代表として出場し、いずれも優秀賞となる「ひまわり賞」に輝いている。
演奏会は、NHK連続テレビドラマ小説「らんまん」の主題歌「愛の花」で幕を開けた。続いて、きらびやかなドレス姿の会員たちが登場。築地代表の指揮のもと「のどかなとき」、「おぼえているかいあの春を」を披露し、会場を温かな雰囲気で包み込んだ。
おかあさんコーラス全国大会でひまわり賞を受賞した「赤い鳥小鳥」―北原白秋童謡詩集―から4曲を歌い上げると、観客は磨きあげられた情感豊かなハーモニーにじっと聴き入っていた。
今回の演奏会では、大仙市出身のピアニスト高野泰輔さんと、ソプラノ歌手の小玉友里花さんをゲストに迎え、特別演奏も行われた。高野さんは「音楽(歌)と愛」をテーマに選曲したG・ガーシュウィンの「アイ・ガット・リズム」で躍動感あふれるピアノを披露。続くメンデルスゾーンの「歌の翼に」では、高野さんの流れるようなピアノと小玉さんの伸びやかなソプラノが見事に調和し、ホール全体を美しい音色で満たした。
友人の発表を見にきたという大仙市の女性2人は「40年という歴史の重みを感じる素晴らしい演奏会だった」、「歌声に感動したのはもちろん、歌っている表情も良かった」と話した。
※写真は
澄んだハーモニーが響く
指揮をおこなった築地代表
「愛の花」で幕開け
「おぼえているかいあの春を」
高野さんと小玉さんの特別演奏
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